築年数30年のシロアリ駆除の施工事例（佐賀県唐津市鎮西町丸田）

まずは木部処理をおこないます。
シロアリは木材をエサや住処にするため、木部にシロアリ駆除剤を散布して、シロアリを駆除します。
シロアリのおもな侵入経路である床下では、すべての木材にまんべんなく駆除剤を散布します。
特に食害を受けていた木材には薬剤を注入し、内部のシロアリを駆除しました。
また、食害があった和室の押し入れ内や縁側の木部にも駆除剤を散布し、被害の進行を食い止めました。

次に、床下の地面にシロアリ駆除剤を散布する、土壌処理をおこないました。
シロアリは地中から建物へ侵入するため、土壌全体に薬剤のバリア層を形成することで、シロアリが地中から上がってくるのを防ぎます。
床下の土壌にムラなく薬剤を行き渡らせることで、シロアリの再発リスクを最小限に抑えます。

建物の外側、敷地全体からのシロアリの再侵入リスクを極限まで下げるため、外周の処理を実施しました。
建物周辺の土壌や基礎まわりにシロアリ駆除剤を散布し、外側にも強力な防護壁を築きます。
また、庭木や屋外に放置された廃材など、シロアリが好んで活動する可能性がある箇所にも薬剤を散布することで、敷地内にシロアリを寄せ付けない環境を整えました。

床下の木部・土壌への対策が終わったら、穿孔処理（せんこうしょり）を実施します。
床下空間のない玄関や、蟻道が確認された柱の木材に、ドリルで小さな穴を開けてシロアリ駆除剤を直接注入しました。
玄関のタイル目地に穴を開けて薬剤を注入することで、土壌に薬剤を浸透させます。
柱に薬剤を注入することで、表面散布では届かない木材の内部にいるシロアリも徹底的に駆除します。