築年数20年のシロアリ予防の施工事例（兵庫県姫路市城見台）

シロアリのおもな侵入経路である床下の木部処理を実施します。
シロアリは木材をエサや住処にするので、床下の木材に防蟻剤を散布しておくことで、シロアリ被害を防ぎます。
床下の木材全体にくまなく防蟻剤を散布し、シロアリが入り込む隙をなくしました。
防蟻剤には防腐・防カビ効果もあるので、家を長持ちさせることにもつながります。

さらに、床下の地面には土壌処理をおこないます。
床下の地面全面に防蟻剤を散布します。
シロアリはおもに地中から床下へ侵入するため、土壌に防蟻剤のバリア層を作ることで侵入を阻止できます。
シロアリの通り道である蟻道を作られやすい基礎の立ち上がり部分や束石にも防蟻剤を散布し、シロアリの侵入を徹底的にブロックしました。

床下からの作業ができない玄関部分には、タイルに穴を開けて防蟻剤を注入する穿孔処理をおこないました。
玄関には床下がなく土壌と床が接しているため、シロアリの侵入経路になりやすい箇所です。
タイルの目地に小さな穴を開け、専用ノズルで防蟻剤を注入して土壌に浸透させます。
薬剤注入後は、開けた穴をモルタルで埋めて目立たないように修復しました。

最後に、建物の外周部にも防蟻剤を散布する処理をおこないました。
シロアリは建物の外側からも、蟻道を作って日光を避けながら侵入することがあります。
建物の基礎まわりや外壁に沿って薬剤を吹き付け、外部からのシロアリの侵入もブロックします。
床下と建物の外周の両方から対策することで、シロアリ予防の効果をより高めることができます。