ネズミが天井裏に!昼間の潜伏先から侵入経路の特定、駆除対策まで

投稿日
2026.07.16
ネズミが天井裏に!

天井裏から聞こえる物音に、不安な夜を過ごしていませんか。

その正体は、家に住み着いたネズミかもしれません。

ネズミは夜行性のため、昼間は静かでも夜になると活動を始めます。

この記事では、天井裏の物音の正体を見分けるサインから、ネズミの侵入経路、放置するリスク、そして具体的な駆除・対策までを詳しく解説します。

一刻も早く穏やかな日常を取り戻すための知識を紹介します。

この記事でわかること

・ 天井裏の物音の正体がネズミかを見極めるサイン
・ 放置が招く健康被害や火災といった深刻なリスク
・ 侵入経路の特定と封鎖を軸とした駆除・再発防止の進め方

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目次

天井裏から聞こえる物音の正体はネズミ?見分けるための4つのサイン

天井裏からの不審な物音は、ネズミが住み着いているサインです。

実際に弊社アズサポートにネズミの相談をいただいた方に、住宅内でネズミが出没している箇所を聞いたところ、下図の結果となっています。

ネズミが住宅内に出没する場所の統計
集計期間:2024年4月~2026年5月(2,448件)
調査方法:アズサポートに寄せられたネズミ駆除の相談内容から、ネズミの出没している場所を分類して集計。

実にネズミで悩まれているお客様の半数にあたる48.8%が「天井裏や屋根裏」にネズミが出没していると回答しており、最多となっています。

ほかにも「壁の中」にネズミの気配を感じているお客様も7.3%となり、高所移動が得意なクマネズミが住み着いていることがうかがえます。

このように夜中に聞こえる音や、ふとした瞬間に感じる匂いなど、天井裏のネズミの存在を示す痕跡はいくつかあります。

ここでは、物音の正体がネズミかどうかを判断するための具体的な4つのサインを紹介します。

これらのサインに心当たりがないか、ご自宅の状況と照らし合わせて確認してみてください。

サイン1:天井を走り回る「トトト」「カタカタ」という足音

ネズミが天井裏にいる場合、「トトトッ」「カタカタ」といった軽くて速い足音が聞こえるのが特徴です。

ネズミは夜行性のため、特に家族が寝静まった深夜に活発に走り回る傾向があります。

もし、天井裏から聞こえる音が「ドタドタ」と重い場合は、イタチやハクビシンなど、より体の大きな害獣の可能性も考えられます。

ただし、例えばまだ子どもの体重が軽いハクビシンの足音もやはり「トトト」という音になりますし、そもそも天井裏の物音だけで住み着いている害獣の種類を特定するのは難しいです。

そのためこれから紹介するほかのサインもあわせて総合的に判断してください。

サイン2:「キーキー」「キューキュー」といった甲高い鳴き声

ネズミは「キーキー」「キューキュー」といった甲高い音の鳴き声を発します。

この鳴き声は、ネズミ同士がコミュニケーションを取っている時や、危険を感じて警戒している時に聞こえることが多いです。

特に繁殖期には、子ネズミが鳴く「チーチー」という小さな音が聞こえる場合もあります。

足音に加えてこのような鳴き声が聞こえたら、ネズミが複数匹住み着き、繁殖している可能性が高いと考えられます。

サイン3:米粒状で黒っぽいフンの発見

ネズミの存在を確定づけるもっともわかりやすいサインがフンです。

天井裏や屋根裏、キッチンの隅、物置などで、黒っぽくて米粒大のフンが散らばっていたら、ネズミが侵入していると考えられます。

特に日本の家屋で被害が多いクマネズミのふんは、5~10mm程度の細長い形をしています。

またフンが落ちている場所はネズミの通り道や巣の近くであるため、活動範囲を特定する重要な手がかりとなります。

クマネズミについては「[クマネズミの駆除方法や予防、与える害を紹介](https://az-support.co.jp/column/brown-rat/)」で詳しく紹介しています。

サイン4:壁や柱に残る黒いこすり跡(ラットサイン)

ラットサインとは、ネズミが移動する際に壁や柱に体をこすりつけることで付着する、黒い汚れのことです。

ネズミの体には皮脂や汚れが付いており、同じ場所を繰り返し通ることで、その通り道が黒ずんで見えます。

このラットサインは、ネズミの主要な移動ルート、すなわち侵入経路を特定するための重要なヒントです。

壁際や配管の周りなど、ネズミが通りそうな場所にこのような汚れがないか確認してみてください。

天井裏のネズミを放置するのは危険!起こりうる4つの健康・家屋被害

ネズミの侵入口イメージ

「物音がするだけなら」と天井裏のネズミを放置すると、騒音問題だけでは済まない深刻な被害に発展していきます。

ネズミは繁殖力が高く、あっという間に数を増やし、家や健康に様々なリスクをもたらしますからです。

フンや尿による悪臭やシミ、衛生的な問題、さらには家屋自体を危険にさらす被害も考えられます。

ここでは、ネズミを放置することで起こりうる4つの具体的な被害について解説します。

被害1:夜間の騒音による不眠やストレス

ネズミは夜行性のため、人々が寝静まる夜間に最も活発に活動します。

天井裏を走り回る「トトト」という足音や、物をかじる「カリカリ」という音は、安眠を妨げる大きな原因です。

このような騒音が毎晩続くことで、睡眠不足に陥ったり、常に物音を気にするようになって精神的なストレスが蓄積したりと、住民の心身の健康に悪影響を及ぼします。

被害2:フンや尿が原因の悪臭や天井のシミ

ネズミは移動しながらフンや尿をまき散らす習性があります。

天井裏に巣を作られると、そこに大量のフンや尿が溜まり、強烈なアンモニア臭などの悪臭を放ちます。

この匂いは、ひどくなると部屋の中にまで漂ってくることもあります。

また、尿が天井の建材に染み込むと、やがて茶色いシミとなって現れ、家の美観を損なうだけでなく、建材の腐食にもつながります。

被害3:ダニやノミの発生によるアレルギーや皮膚炎

ネズミの体には、イエダニやノミといった多くの寄生虫が付着しています。

ネズミが家の中に住み着くことで、これらの害虫も同時に持ち込まれることになります。

ネズミの死骸や巣からは大量のダニが発生し、人々を刺して激しいかゆみを伴う皮膚炎を引き起こすことがあります。

また、ダニの死骸やフンはアレルギー性鼻炎や喘息といったアレルギー疾患の原因にもなり得ます。

被害4:電気ケーブルをかじられることによる火災のリスク

ネズミは伸び続ける前歯を削るために、硬いものをかじる習性があります。

その対象は家の柱や家具だけでなく、電気ケーブルにまで及びます。

天井裏や壁の中に張り巡らされた電気配線をかじられると、被覆が剥がれて銅線がむき出しになり、漏電やショートを引き起こす可能性があります。

これが原因で突然停電したり、最悪の場合、火災につながる大変危険な状態を招いたりします。

ネズミは天井裏だけじゃない!昼間に潜んでいる意外な場所

夜間に天井裏で活動するネズミですが、警戒心が強く、明るい昼間は人の気配を避けて静かな場所に隠れています。

その潜伏先は天井裏だけとは限りません。

家の中には、ネズミが安心して身を隠せる場所がいくつも存在します。

ここでは、夜行性のネズミが昼間に潜んでいることが多い、意外な場所をいくつか紹介します。

これらの場所を知ることで、より効果的な駆除対策を立てられます。

壁の中や断熱材のすき間

壁の内部や、暖かくて巣作りしやすい断熱材の中は、ネズミにとって格好の隠れ家です。

外敵から身を守りやすく、静かで暗いため、安心して昼間を過ごせます。

ネズミは断熱材を食い破って内部に巣を作り、そこを拠点として繁殖することもあります。

壁の中から「カリカリ」と音が聞こえる場合は、壁の内部が潜伏場所や侵入経路になっている可能性が高いと考えられます。

キッチンの冷蔵庫や棚の裏側

キッチンは、ネズミにとって食料が豊富で魅力的な場所です。

特に、常に稼働していてモーターから熱を発している冷蔵庫の裏や、人の手が届きにくい食器棚の裏側、シンク下の収納スペースの奥などは、暖かくて暗い絶好の隠れ家となります。

食材のかすや保管している食品を狙ってキッチンに侵入し、昼間はこうした機器や家具の隙間に身を潜めていることが多いです。

物置や押し入れの奥

普段あまり開け閉めする機会が少なく、物がたくさん詰め込まれている物置や押し入れの奥も、ネズミが好む潜伏場所の一つです。

人の気配が少なく、静かで暗い環境は、ネズミが安心して過ごすのに適しています。

また、収納されている段ボールや衣類、布団などは、巣を作るための材料として利用されることもあります。

しばらく使っていない収納スペースは、知らぬ間にネズミの巣窟になっている可能性があります。

【500円玉サイズで侵入】ネズミの侵入経路になりやすい場所4選

ネズミの天井裏への侵入口のイメージ

ネズミは非常に体が柔らかく、成獣でも500円玉程度の隙間さえあれば、たやすく家の中に侵入してきます。

そのため、「こんな小さな隙間からは入れないだろう」という油断が、ネズミの侵入を許す原因になりかねません。

再発を防ぐためには、ネズミがどこから侵入するのか、その経路を正確に特定して塞ぐことが不可欠です。

ここでは、特にネズミの侵入経路になりやすい家の場所を5つ紹介します。

屋根瓦や外壁のひび割れなどのすき間

家の外部、特に屋根や外壁は、経年劣化によってネズミの侵入経路となる隙間が生まれやすい場所です。

例えば、地震や台風の影響で生じた屋根瓦のズレや、老朽化による外壁のひび割れは、ネズミにとって格好の入り口となります。

特に、壁と屋根の取り合い部分や、軒天の換気口などは見落としがちですが、注意深く点検する必要がある箇所です。

どこから入ったか不明な場合は、まず建物の外周をチェックすることが重要です。

エアコンの配管や換気扇の導入部の穴

エアコンの配管を屋外から室内に引き込むために壁に開けられた穴は、代表的な侵入経路の一つです。

配管と壁の隙間を埋めるためのパテが経年劣化で剥がれたり、隙間ができたりすると、そこからネズミが入り込みます。

同様に、キッチンやトイレ、浴室の換気扇のダクト周りや、外壁に取り付けられたフードの隙間も、どこからか侵入してくるネズミのルートになりやすいため、定期的な点検が必要です。

通気口やシャッターのすき間

建物の基礎部分に設けられている床下通気口は、家全体の湿度を調整する重要な役割を果たしますが、ネズミの侵入経路にもなり得ます。

通気口を覆う格子が破損していたり、網目が粗かったりすると、そこから容易に侵入を許してしまいます。

また、ガレージのシャッターは、地面との間にわずかな隙間ができやすく、特に閉め切った状態でも完全に密閉されていない場合、どこからかネズミが入り込む原因となります。

【自分でできる】天井裏のネズミを追い出すための3ステップ

天井裏にネズミがいるとわかったら、被害が拡大する前にできるだけ早く対策を講じたいものです。

ただし、やみくもに行っても効果は限定的です。

ここでは、自分で天井裏のネズミを追い出すための基本的な手順を3つのステップに分けて解説します。

正しい順序で対策を進めることが、駆除の成功率を高める鍵となります。

STEP
ネズミが嫌がる忌避剤やくん煙剤で追い払う

最初のステップは、現在家の中にいるネズミを外に追い出すことです。

ネズミはハッカやトウガラシの辛み成分など、強い刺激臭を嫌います。

これらの成分を含んだスプレータイプの忌避剤を、ネズミの通り道や巣がありそうな天井裏、床下などに散布します。

より広範囲に効果を行き渡らせたい場合は、煙で部屋全体を充満させるくん煙剤も有効な対策です。

これにより、ネズミを一時的に建物から追い出す効果が期待できます。

STEP
ネズミの通り道に粘着シートを設置して捕獲する

忌避剤で追い出しきれなかったネズミや、一度は出て行ったものの再び侵入してきたネズミを捕獲するために、粘着シートを設置します。

この対策で重要なのは、シートを設置する場所です。

ラットサインやフンが落ちている場所を参考にネズミの通り道を特定し、そのルートを塞ぐように、壁際に沿って複数枚を隙間なく敷き詰めるのが効果的な駆除方法です。

ネズミは壁際を移動する習性があるため、部屋の中央に置いてもあまり効果はありません。

STEP
金網やパテで侵入経路を完全に塞ぎ再発を防ぐ

ネズミの駆除対策において最も重要なのが、この再発防止のステップです。

家の中のネズミを追い出す、あるいは捕獲しても、侵入経路が開いたままでは必ず再発します。

屋根や外壁の隙間、配管の貫通部、通気口など、ネズミが侵入できる可能性のあるすべての隙間を徹底的に塞ぎます。

この際、プラスチックや木材ではかじられてしまうため、金属製の金網やパンチングメタル、パテなど、丈夫な素材を使用することが不可欠です。

アズサポートが提供する4段階のネズミ駆除

アズサポートでは、専門的な知識と経験に基づいた4段階の徹底した工程でネズミ駆除を行います。

まず、殺鼠剤や粘着シートを用いて住宅内のネズミを着実に捕獲・駆除します。

次に、ワサビやトウガラシ成分の忌避剤を噴霧し、残ったネズミを追い出すと同時に、まだ潜んでいる個体がいないかを確認します。

その後、金網やパテを用いて1cmほどのわずかな隙間も見逃さず、侵入口を物理的に封鎖して再発を防止。

最後に、病原菌のリスクがあるフン害箇所の清掃・除菌・消臭、さらにネズミに寄生するダニの殺虫処理まで行い、安全で衛生的な環境を取り戻します。

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またアズサポートのネズミ駆除のサービスについては「アズサポートのネズミ駆除サービス」で詳しく紹介しています。

自力での完全な駆除が難しい場合はプロの業者への相談がおすすめ

特に住宅に住みつくことが多いクマネズミは非常に警戒心が強く、繁殖力も高いため、市販のグッズを使った自力での対策だけでは、完全に駆除しきるのは難しいのが実情です。

一時的に姿を見なくなっても、侵入経路が塞がれていなければすぐに再発してしまいます。

また、高所や狭い場所での作業には危険も伴います。

根本的な解決を目指すなら、ネズミの生態を熟知したプロの駆除業者に相談するのが最も確実で安全な方法です。

天井裏のネズミに関するよくある質問

ここでは、天井裏のネズミに関して、お客様からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

天井から聞こえる音の正体や、放置した場合のリスク、効果的な対策など、多くの方が抱える疑問にお答えします。

ご自身の状況と照らし合わせながら、不安の解消にお役立てください。

天井裏から聞こえるネズミの足音はどんな音がしますか?

トトトッカタカタという、比較的軽くて速い音が特徴です。

ネズミは夜行性のため、主に就寝中の静かな夜間に天井裏を走り回る音が聞こえます。

イタチなどのより大きな動物が出すドタドタという重い音とは区別できます。

天井裏のネズミを放置した場合、どのような危険性がありますか?

糞尿による悪臭や天井のシミ、アレルギーの原因となるダニの発生、電気コードをかじられることによる火災のリスクなど、家と人の両方に深刻な被害をもたらします。

放置すると繁殖して被害が急速に拡大するため、早期の対応が必要です。

ネズミが天井裏に二度と入ってこないようにする効果的な予防策はありますか?

最も効果的な予防策は、侵入経路となりうるすべての隙間を物理的に塞ぐことです。

ネズミは500円玉ほどの隙間があれば侵入するため、金網や防ネズミパテなど、ネズミがかじって壊せない丈夫な素材で建物の隙間を徹底的に封鎖する対策が不可欠です。

まとめ

天井裏からの物音は、ネズミが家に侵入したサインです。

放置すると騒音だけでなく、糞尿による衛生被害や、電気コードをかじられることによる火災など、深刻な問題に発展する可能性があります。

効果的な対策のためには、まず忌避剤などで追い出し、粘着シートで捕獲した上で、侵入経路を完全に封鎖するという手順が重要です。

自力での完全な駆除や侵入経路の特定が難しい場合は、被害が拡大する前に専門の駆除業者へ相談することが、確実かつ安全な解決策となります。

執筆・監修者

藤澤 隆太郎
アズサポート株式会社 害獣・害虫事業部 取締役部長
藤澤 隆太郎

害虫駆除、害獣駆除、鳥害対策の現場に立ち続けて10年超のプロフェッショナル。 保有資格は、しろあり防除施工士、防除業作業監督者、職長・安全衛生責任者教育と、シロアリ駆除やねずみ・ハクビシン・アライグマなど害獣駆除関連の資格を保有。駆除して終わりではなく、大切な「家」を守るために手厚いアフターフォローで末永くお客様とお付き合いできる関係を築いている。

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