マンションにネズミが発生した時の駆除方法は?費用相場や誰が負担するのか解説
- 投稿日
- 2026.02.06

「マンションのネズミ駆除って誰が費用を払うの?賃貸と分譲で違うの?」
「結構高層階だけどネズミ被害があった……ネズミってマンションに出るの?」
一戸建てと違いマンションのネズミ問題は、建物のオーナーや隣人との関係がありわからない部分が多いですよね。
マンションでネズミが出たら賃貸であれ分譲であれ、自分の部屋は自分で対応、共有スペースは管理会社や管理組合に任せるのが基本です。
しかし賃貸も分譲も管理組合や契約によってルールが異なる場合があるため、わからない場合は管理組合や管理会社への相談をおすすめします。
この記事では、判断に迷いやすいマンションのネズミ駆除について解説します。
どうしたらよいか迷いがちなネズミ駆除ですが、この記事では順序立ててわかりやすく解説しています。
読めば今後とるべき対応がすぐわかるため、ぜひ参考にしてください。
※分譲マンションの場合でも賃貸のケースがありますが、わかりやすさのため、特筆がない限り本稿では分譲マンションは自己所有を前提とします。
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目次
マンションでネズミが発生したときの対処法

マンションのネズミ駆除は「専有部分(誰が管理する場所)で発生したかどうか?」がポイントになります。
そのため賃貸も分譲も、自分の部屋にネズミが出たら自分で対応するのが基本です。
しかし共用スペースであったり、建物の規約や契約内容でも変わってくるため、詳しく解説します。
対応・相談先
マンションにネズミが出たら、賃貸・分譲ともに自分が住んでいる部屋のネズミは基本的に自分で対応します。
自分でネズミ駆除をしたり、自分で業者を探して対応してください。
しかし賃貸・分譲ともに建物の利用規約や契約ルールがあるため、ルールがわからない場合は賃貸は管理会社、分譲は管理組合に相談してください。
じつはネズミ駆除は、ネズミに荒らされた建物の補修やネズミ侵入防止の工事が必要なケースがあります。
それをふまえて、自室にネズミが出た場合を賃貸・分譲の違いで見ると次のとおりです。
- 賃貸マンション(相談先:管理会社)
-
賃貸マンションはあくまでも部屋を借りている状態であり、契約時の書類や案内には対応方が記載されているのが一般的です。
「契約内容を覚えていない」などわからない場合は、管理会社に問い合わせてからネズミ駆除を始めたほうがのちのちのトラブルが防げます。
- 分譲マンション(相談先:管理組合)
-
分譲マンションの場合は自分が部屋を所有しているため、自分の判断でネズミ駆除に必要な補修や工事ができます。
ただし、内容によってはマンション管理組合の規定などにより申請が必要な場合があります。
わからない場合は先に管理組合の規定を確認してから、作業に当たることをおすすめします。
自室にネズミが出た際の対応を解説しましたが、賃貸・分譲ともに廊下やゴミ捨て場などの共有スペースの補修や工事の判断は、自分1人ではできません。
もし共有スペースにネズミが出た場合は、管理会社や管理組合に相談してください。
このように賃貸と分譲で事情が少し異なるため、それぞれの相談先に連絡してください。
マンションに出た際に関係する法律
ネズミがマンションに出た際には「建物の区分所有等に関する法律」が関係します。
どのような法律か簡単にまとめると、分譲マンションなどでの住人の専有部分や共用スペースなどでの権利関係などがまとめられたものです。
「ネズミがマンションに発生したという、マンションの住人の共同の利益を害するような事態となったときに、マンション全体では、どう対処するか?」は、この法律が関係してきます。
【関連部分の一部抜粋】
第6条(区分所有者の権利義務等)
- 区分所有者は、建物の保存に有害な行為その他建物の管理又は使用に関し区分所有者の共同の利益に反する行為をしてはならない。
- (略)
- 第1項の規定は、区分所有者以外の専有部分の占有者(以下「占有者」という。)に準用する。
- (略)
(中略)
第57条(共同の利益に反する行為の停止等の請求)
- 区分所有者が第6条第1項に規定する行為をした場合又はその行為をするおそれがある場合には、他の区分所有者の全員又は管理組合法人は、区分所有者の共同の利益のため、その行為を停止し、その行為の結果を除去し、又はその行為を予防するため必要な措置を執ることを請求することができる。
- (略)
- (略)
- 前3項の規定は、占有者が第6条第3項において準用する同条第1項に規定する行為をした場合及びその行為をするおそれがある場合に準用する。
参考:e-Gov 法令検索|建物の区分所有等に関する法律(最終閲覧日:2026年2月4日)
費用相場
アズサポートがおこなったネズミ駆除費用を例に解説します。
マンション・アパートのネズミ駆除費用は、一室だけと建物全体で大きく変わります。
一部屋だけなら5万円程度(39.6%)と建物全体は20万円~30万円(ともに14.6%)の価格帯になります。

一部屋だけだと5万円が多く、建物全体だと20万円~30万円の費用帯が多くなります。
じつはネズミ駆除は、ネズミを駆除して終わりではありません。
ネズミの駆除に加えて、ネズミの侵入口の封鎖や、ネズミに汚された建物の清掃、かじられた建材の補修などが必要です。
被害の程度にもよりますが、これらの費用が必要なため一部屋でも数万円は必要になります。
マンションのネズミ駆除費用を負担する人
マンションでネズミが発生した場合、その場所を管理する人が一次的に支払うこととなるのが一般的です。
ただし、例えば「ベランダにゴミを放置していたら、ネズミが発生した」などあきらかにネズミ発生の原因が他の住人にあるような場合は、その住人に費用請求できる可能性があります。
- 自室からネズミが発生した:その部屋の住人
- 共用部、空室や建物の構造が原因でネズミが発生した:管理会社や管理組合
これは分譲マンションであっても、賃貸マンションであっても同じです。
同様に隣の部屋がゴミ屋敷状態であるなど、ネズミの原因を作ったのが隣人であれば隣人が負担すべきということになります。
一方で「建物が古く亀裂から侵入していた」「空室にネズミが住み着いていた」など建物自体の管理に原因があると認められれば、ネズミ駆除費用は建物の管理会社(賃貸)か、管理組合(分譲)が負担するよう請求できる可能性があります。
ただしこれは法律上の話であり、現実問題だとネズミが発生した原因はよくわからないことも多く、支払いの話は難しい部分でもあります。
また賃貸・分譲ともに契約や規約により、内容によってはネズミ駆除費用を負担してもらえるケースもありうるため一概にはいえません。
ネズミがマンションに出た場合の対応は、かなりややこしいですね……。
まとめると「基本的には自室のネズミ対応は自分で対応、共有スペースは管理会社や管理組合に相談。ただし組合によって契約や利用規約があるため、わからない場合は管理会社や管理組合に相談」です。
さてここまでは、マンションでネズミが出た際の具体的な対応を確認しました。
次からは「なぜネズミがマンションに出たか?」その原因を解説します。
マンションに発生するネズミについて知っておきたいこと

よく「高層階に住んでいるのに、ネズミらしき被害が出て信じられない」という声を聞きます。
マンションで被害の多いネズミは木登りが得意な種類のため、ケーブルや配管をつたい低層階から高層階まで被害を出します。
ではネズミがどうやってマンションに侵入しているのか?被害が多い種類は?など、マンションにネズミが出た原因を解説します。
発生原因や侵入経路
ネズミはわずかな隙間から侵入します。
発生する原因は、エサが豊富で寒さをしのげる居心地のいい場所だからです。
発生原因
ネズミが発生する原因は、エサが豊富にあり、寒さをしのげる居心地のいい場所だからです。
そこでまずは、部屋やベランダの片づけをし、清潔にしてください。
じつはネズミは天敵から逃れつつ移動を繰り返し、よさそうな場所があれば定住する習性があります。
つまりマンション内で自然発生的にネズミが存在するようになるわけではなく、当初はマンションの外部から侵入しているということです。
例えば野外で暮らしていたネズミが、目についたマンションに侵入します。
そこでたまたま食べ物や巣材になりそうなダンボールを見つけてネズミが定住してしまう、というわけです。
また昨今では冬でも暖かい建物が増えて、寒さをしのぐためにネズミが侵入するケースもあります。
厄介なことに、生ゴミやペットのエサなどもネズミにとってはごちそうです。
特にマンションや自室が散らかっているわけでなくても、こういった物を目当てにネズミが忍び込んでしまいます。
食べ物だけでなくゴミやペットのエサなどネズミが食べそうなものの管理を徹底し、不要な紙類は早めに捨てるとネズミ対策につながります。
侵入経路
ネズミは、親指が通るぐらいの隙間(直径約1cm)があれば侵入できます。
よく侵入に使われる場所は次のとおりです。
- エアコンダクトやケーブルの引き込み口
- 外壁の亀裂、隙間
- 換気口、換気窓
- 古いブレーカーに開いた隙間
- 荷物に紛れて侵入
ネズミの侵入口として多いのは、やはりエアコンダクトや換気扇など、外部と直接つながっているすき間が目立ちます。
そのためプロがおこなうネズミ駆除では、こうした侵入口の封鎖はセットでおこなわれることが多く、防鼠用の金網やパテ埋めをして物理的にネズミが侵入できないようにします。
また金網や補修パテで侵入口をを塞ぐことで、ネズミの予防にもなります。
ただし賃貸マンションの場合は、こうした侵入口対策を勝手におこなうと、退去時にトラブルになるかもしれません。
また封鎖工事を管理会社などがしてくれる場合もあるため、管理会社に一度相談してください。
よく発生するネズミの種類
マンションの場合、クマネズミがよく発生します。
建物で被害の多いネズミをまとめました。
- クマネズミ(体長約20cm)
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高所移動が得意なネズミです。
ケーブルやパイプをつたって、高層階にも侵入します。
歩きながらフンをするため、棚の上など高所にフンがあればクマネズミの可能性が高いです。 - ドブネズミ(体長約25cm)
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湿気の多い、飲食店の厨房や下水付近のゴミ捨て場でよく被害を出します。また地面に穴を掘って暮らすため、マンションの植え込みに住み着くことがあります。
- ハツカネズミ(体長約10cm)
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自然の多い場所でよく出没します。
倉庫や農機具小屋などに被害がよく見られます。
マンション・戸建て住宅問わず、日本の住宅で被害が多いのはクマネズミです。
関連記事ではより詳しくクマネズミの生態や他のネズミの種類を解説しているため、気になる方はこちらもご確認ください。
「ネズミの種類と特徴、対策を紹介」
ネズミが潜んでいる兆候
ネズミが潜んでいる兆候は次のとおりです。
- 壁にススのような黒い汚れがついている
- 天井裏から足音がする
- 足跡、フンが残っている
- 食べ物や家具にかじり跡が残っている
壁の汚れですが、ネズミは体を壁にこすりつけるように移動します。
移動の際に体の汚れが壁について、黒い汚れが残ります。
また住宅に被害を出すことが多いクマネズミは、走りながらフンをしますので、通り道にフンが落ちていることもよくあります。
こうしたネズミが残した痕跡をラットサインといいますが、ラットサインは侵入口の調査に役立ちます。
例えば配管付近に黒い汚れがあれば、そこからネズミが侵入しているとわかります。
また駆除業者に相談する際も、ラットサインを伝えれば調査に役立ちます。
何階に住んでいても油断せず、ネズミ被害に気が付いたら早めに対応してください。
ここまでマンションのネズミ駆除を解説してきました。
また、マンションは戸建て住宅とは違うネズミの危険性があります。
次の章でマンションのネズミ被害を解説します。
マンションのネズミを駆除しない危険性

ネズミ駆除をしないと健康被害や家財を傷める被害が発生します。
- 健康被害
-
ネズミのフンには病原菌が含まれていることがあり、誤飲すると食中毒などの病気になるおそれがあります。
またネズミの体についたダニやノミにより、皮膚炎になる可能性があります。 - 経済的な被害を出す
-
ネズミはなんでもかじるため、さまざまなものに被害を出します。
人間の食べ物はもちろん、ペットのエサや活けている花などもネズミにとってはエサです。
また家具をかじって傷をつけ、タオルや衣類に穴をあけることもあります。 - 建物に被害を出す
-
壁紙や柱をかじるなどの、被害を出します。
また電気配線をかじると漏電することがあり、火災の懸念もあります。
またマンションのネズミ被害は、ご近所トラブルに発展しやすくなります。
火災の危険性もありますので、放置し続けるとひと部屋から建物全体の被害につながるかもしれません。
もしネズミ被害を見つけたら早めに対応してください。
害獣駆除はおまかせください

「自室のネズミ駆除をしてほしい!」
「マンションのネズミを調査してほしい!」
もしマンションのネズミ被害にお悩みなら、アズサポートにご連絡ください。
アズサポートは、害虫や害虫駆除をおこなっている会社です。
ネズミ駆除もそのひとつで、駆除、予防や侵入防止工事などネズミに関することなら、なんでもご相談ください。
またアズサポートでは、建物のお手入れもおこなっています。
ネズミに汚された建物の清掃、かじられた電気配線の工事もお任せください。
アズサポートでは、マンション一部屋のネズミ駆除から建物全体のネズミ駆除までおこなっています。
また飲食店のネズミ駆除もおこなっているため、コンビニや飲食店の入っているマンションのネズミ駆除もおこないます。
マンションのネズミにお困りなら、アズサポートにご相談ください。
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まとめ
マンションのネズミ駆除を解説しました。
最後にこの記事のおさらいをまとめました。
- マンションでネズミが出たら、管理会社・管理組合に相談する
- ネズミ駆除費用は自室に出たネズミは自分で対応、共有スペースは管理会社や組合が対応する
- クマネズミは高所移動が得意なため、高層階にもでる
マンションはどこからネズミが発生しているかわかりづらく、責任の所在もわかりづらくなります。
どこからネズミが発生しているか調べるために、まずはネズミ調査をおすすめします。
執筆・監修者

害虫駆除、害獣駆除、鳥害対策の現場に立ち続けて10年超のプロフェッショナル。 保有資格は、しろあり防除施工士、防除業作業監督者、職長・安全衛生責任者教育と、シロアリ駆除やねずみ・ハクビシン・アライグマなど害獣駆除関連の資格を保有。駆除して終わりではなく、大切な「家」を守るために手厚いアフターフォローで末永くお客様とお付き合いできる関係を築いている。
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