コウモリによる被害の対策方法とは?効果的なグッズや注意点を徹底解説
- 更新日
- 2025.12.11

「コウモリに住み着かれてもう我慢できない!コウモリを追い出したい!」
「最近早朝や夕方近くに羽音や鳴き声が聞こえる。コウモリ対策したいけど、どうしたらいいの?」
家の中にコウモリが住み着いていると思うと、気味が悪くて不安ですよね。
コウモリの捕獲は法律で禁止されているため、行政の許可なく捕獲や殺傷をしてはいけません。
しかし傷つけずに追い出すだけなら、誰でも簡単におこなえるためチャレンジしてみましょう。
ただし追い出し作業を正しくおこなわないと、失敗して被害が再発するおそれがあります。
そこでこの記事では正しいコウモリ対策を解説します。
生態や法律など少し難しそうですが、この記事ではコウモリの追い出しに必要な内容だけをまとめました。
役所の対応や害獣駆除業者に依頼した際の費用まで、コウモリ対策にまつわる情報がこれを読むだけでわかるためぜひ参考にしてください。
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目次
コウモリ対策をおこなう際に知っておくべき生態
まずはコウモリの生態を見ていきましょう。
民家に侵入するコウモリは、アブラコウモリです。
アブラコウモリは虫をたくさん食べてくれる益獣ですが、ひとたび家に住み着くとフンをまき散らす害獣になります。
住み着いたら早めに対処し、傷つけずに追い出しましょう。
家に侵入するコウモリの種類
出典:公益社団法人日本ペストコントロール協会|アブラコウモリ(最終閲覧日:2025年12月3日)
名称:アブラコウモリ(イエコウモリ)
生息場所:ほぼ日本全国
大きさ:体長約5cm、羽を広げると約20cmになる
民家に住み着くコウモリは、アブラコウモリです。
他のコウモリはまず住み着かないため、この記事ではコウモリ=アブラコウモリとして解説していきます。
コウモリが住み着くと屋根裏や家の周りに、昆虫のかけらがはいったフンがよく見られます。
また早朝や夕方頃にネズミのような鳴き声や羽ばたく音が屋根裏から聞こえてきたら、コウモリがいるとみて間違いないでしょう。
では早速コウモリの生態を見ていきましょう。
コウモリの生態
追い出しに役立つコウモリの生態を解説します。
- とにかくフンが多い
- 日没後に活動している
参考:国立環境研究所 侵入生物DB|アブラコウモリ(最終閲覧日:2025年12月3日)
まずはコウモリの生態と巣の特定や追い出しに役立つ情報をお伝えします。
とにかくフンが多い

コウモリは屋根裏に住み着くと、昆虫のかけらが混じった大量のフンをします。
コウモリのエサは蚊やカメムシなどの小さな虫で、一晩に500匹の虫を食べるといわれています。
さらにコウモリは、群れで生活する生き物です。
成獣のオスは単独で暮らしていますが、子育て中のメスは集団で生活しています。
1匹当たりの食べる量が多く、群れでフンをするため、コウモリのフンはときに砂山のように積もることも……。
コウモリのフンは、コウモリの巣やコウモリの侵入口付近によく落ちています。
もし昆虫の足や羽が多く混じったフンが落ちていたら、コウモリのフンの可能性が高いです。
コウモリの調査をおこなうときは、昆虫のかけらが混じったフンを探しましょう。
コウモリが直接的な原因で病気になった事例は、今のところ日本ではありません。
ただし野生動物のフンには病原菌やカビが含まれていることがあり、不衛生です。
フンを触る際には、マスクと手袋を着用し素手で触らないようにしてください。
また調べ終わったら手洗いを徹底してください。
日没後に活動している
コウモリがよく活動する時間は、日没後の10分~30分後ぐらいです。
時期によっては日没前や日の出前に活動するため、早朝と夕方頃がコウモリの活動時間でしょう。
コウモリの活動時間は大体日没後ですが、固体や時期によって少し異なります。
例えば冬眠前の9月はエネルギーを貯めるため、コウモリにはたくさんのエサが必要です。
そのため脂肪が蓄えられていないコウモリは、日没前や日の出前にも飛ぶことがあるようです。
早朝や夕方頃に騒がしいのであれば、コウモリがそこに住み着いているとみて間違いないでしょう。
コウモリが苦手とするもの
コウモリが苦手な物をまとめました。
- ナフタレンやハッカの匂い
- トウガラシやワサビの刺激臭
- くん煙剤の煙
- 懐中電灯の光
参考:北九州市|よくある相談と対策【コウモリ】(最終閲覧日:2025年12月3日)
野生動物は強い匂いを嫌う傾向があり、コウモリも防虫剤のナフタレンやワサビの匂いを嫌います。
また昨今ではコウモリ除けの忌避剤が販売されており、よりお手軽にコウモリの追い出しができます。
のちほどおすすめの追い出しグッズや使い方を紹介します。
他にも強い光を嫌うため、壁や軒下に止まったコウモリに懐中電灯の光を当てると驚いて逃げていきます。
行政でもこのような指示を出しているため、コウモリの追い出しに活用しましょう。
超音波や磁石が効かないって本当?
コウモリは超音波(音)を発して、その反響音で障害物を察知するエコーロケーションという能力があります。
またコウモリの体内には、磁場を感じて方角がわかる磁気感覚があります。
そのため「超音波や磁石を使えばコウモリが防げるのではないか?」という話を耳にしますが……。
残念ながら超音波や磁石はコウモリに効果がないか、一時的でしょう。
- 超音波
-
「機械で超音波を出せば、エコーロケーションが狂って巣穴に戻れなくなる」といわれています。
しかし機械の超音波を正確にコウモリに当てるのは難しく、障害物があったりコウモリが違う角度から近づいたりすると、効果が変わってきます。また「人間には聞こえないが、動物には不快な超音波を出して追い払う」というのもありますが、音による追い出しは一時的です。
コウモリが音に慣れてしまえば、そのまま住み着きます。 - 磁石
-
「磁石を吊るすと超音波が乱れる」という説を聞きます。
磁力と超音波はなんとなく似たイメージがありますが、まったくの別物です。
もし磁石で音(超音波)が変化するのであれば、強力な磁石のそばでは音が歪んだり、消えたりなどの異変が生じるはずですが、そのようなことはありません。また「磁石を吊るすと磁気感覚が狂う」という説も耳にします。
磁石で磁気感覚が狂う説に関しても、よほど強力な磁石を使えば可能性はありますが……。
市販の磁石を数個吊るした程度では、難しいでしょう。
聞きなれない音が流れたり、巣穴に不審な磁石が吊るされたりしたら、コウモリが驚いて一時的にいなくなる可能性はあります。
ただし効果は不確定で永続性もないため、もしコウモリがいなくなったら侵入口をふさいで戻れないようにしましょう。
コウモリの生態を解説しました。
いよいよコウモリ対策を実行しようと考える方も多いでしょう。
しかしその前にコウモリに関しては、知っておかなくてはならない法律があります。
次の章で解説します。
コウモリ対策をおこなう際に注意すべき”鳥獣保護管理法”

コウモリをはじめ野生動物の捕獲・駆除には、行政の許可が必要です。
許可なくコウモリを捕まえると、罰則の対象となる可能性があるため絶対にやめましょう。
コウモリをはじめ野生動物は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」により、行政の許可のない捕獲や殺傷が禁止されています。
またコウモリを捕獲する場合は、捕獲許可制度を使い行政に許可を取る必要があります。
しかし申請手続きは行政によっては1週間ほどかかり、捕獲の理由が認められないと申請はおりません。
もし許可を取らずにコウモリを捕獲した場合、罰金や罰則の対象となるおそれがあります。
参考:農林水産省|鳥獣保護管理法(最終閲覧日:2025年12月3日)
ただし捕獲には行政の許可が必要ですが、傷つけずに追い出すだけだったら許可はいりません。
もしコウモリ被害でお悩みなら、まずは追い出しから試しましょう。
追い出しには適した時期があるため、次の章で解説します。
コウモリ対策に適した時期

コウモリの追い出しをおこなうなら、春と秋の日没後がおすすめです。
反対に6月下旬から8月上旬と冬は、コウモリの追い出しをしないでください。
追い出しの時期は、コウモリの生態が関係します。
春:冬眠明けで活発に動き回る
夏:妊娠中で動きが鈍い、生まれたばかりで飛べないコウモリがいる
秋:成長した子供のコウモリが大人と飛び回る
冬:冬眠中で動きの鈍いコウモリが多い
夏と冬はうまく飛べないコウモリが多く、この時期に追い出しをおこなうと建物内にコウモリが残りやすくなります。
害獣駆除業者ならきちんと追い出し、点検もするため安心ですが慣れていないと難しいでしょう。
飛び回るコウモリが多い春と秋、さらに建物内にコウモリの数が少なくなる日没後がおすすめです。
コウモリの追い出し時期がわかったら、いよいよ具体的な手順を見ていきましょう。
コウモリ対策の手順

コウモリ対策の手順は次のとおりです。
どのようなグッズがよいか、など道具の解説はまたのちほどおこないます。
では巣の特定方法やグッズを使うコツなどを解説します。
①巣を特定する
まずはコウモリの巣がどこにあるか、どこから侵入しているか、を確認します。
コウモリは狭く、暗い場所に住み着きます。
民家の場合は次のような場所です。
- 屋根裏
- 雨戸の戸袋
- 軒下
- 屋根の隙間や瓦の下
- ダクトの中
コウモリの侵入口を探すコツは、フンと隙間を探すことです
コウモリは約1cmの(人差し指がはいる)隙間があれば侵入できます。
またコウモリの侵入口付近でフンが見つかることが多いため、フンの近くに隙間がないか探してみましょう。
②グッズを使用する
日没後にコウモリ追い出しグッズを使います。
グッズを使うコツは次のとおりです。
- コウモリの侵入口から遠い場所でグッズを使う
-
例えば換気口から屋根裏にコウモリが侵入している場合は、換気口から遠い場所で追い出しグッズを使います。
もし換気口で追い出しグッズを使うと、コウモリは逃げ場を失います。
コウモリの侵入経路を考えて追い出しグッズを使いましょう。 - 日没後に使う
-
コウモリは、日没後にエサを採りに出かけます。
そのため建物内に残っているコウモリの数が少なく、追い出し作業も楽になります。
日没後10分~30分後に活動を開始するため、それくらいを目安におこないましょう。 - マスク、手袋やゴーグルを装備しておこなう
-
作業は汚れた場所でおこなうため、汚れてもよい恰好でおこないましょう。
また追い出しグッズの忌避スプレーは、かなり強烈な匂いがします。
人間やコウモリに害はありませんが、マスクやゴーグルで防備しましょう。
コウモリの侵入口を特定しないまま作業をおこなうと、逃げ場を失いパニックになったコウモリが室内に降りてくる可能性があります。
どこからコウモリが逃げていくか、を考えながら作業をおこなってください。
③侵入場所や隙間をふさぐ
コウモリがいなくなった隙を見計らって、コウモリの侵入口をふさぎます。
このときコウモリが残っていないことを、必ず確認してください。
目視や壁を叩いて音を出して反応がなく、いないとわかったら侵入口をふさぎます。
コウモリは高所から侵入するため、屋根の上も忘れず確認しましょう。
これでコウモリ対策は終了です。
終わったらコウモリのフンの掃除も忘れずにおこないましょう。
ざっくりコウモリ対策の流れを見てきました。
次は使用するコウモリ追い出しグッズや侵入口をふさぐ道具を紹介します。
コウモリ対策に効果的なグッズ

コウモリを追い出す道具や侵入口をふさぐ道具を紹介します。
コウモリは追い出して終わりではなく、侵入口をふさがないと戻ってくる可能性があります。
またコウモリが住み着いたなら、そこがコウモリにとって環境がよい場所の証拠です。
別のコウモリが住み着く可能性もあるため、忘れずにふさぎましょう。
コウモリ忌避グッズと効果的な使い方
- 今すぐ追い出したいなら:コウモリ忌避スプレー
- 広い場所で使いたいなら:コウモリ除け固形忌避剤
- コウモリの出入り口に使いたいなら:コウモリ除けジェル忌避剤
コウモリは傷つけてはいけないため、駆除剤はなくすべて忌避剤です。
虫よけスプレーのように即効性のあるスプレーと、防虫剤のように予防をする固形やジェルの製品があるため、それぞれの特徴を解説します。
コウモリ忌避スプレー
| 参考価格 | Amazon:909円 楽天市場:1,400円 Y!ショッピング:1,390円 |
| 内容量 | 420mL |
| 販売元 | イカリ消毒株式会社 |
※参考価格は2025年10月30日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
追い出し作業ならスプレータイプがおすすめです。
換気口や天井裏から屋根裏に向かってスプレーを散布するだけで、コウモリが逃げていきます。
即効性の秘密はワサビやハッカの成分、刺激臭でコウモリをすぐに追い出します。
かなり強烈な匂いがするため、使用の際にはマスクやゴーグルを着用しておこないましょう。
また持続時間が数時間~1日程度と短いため、使用したら早めに出入り口をふさいでください。
コウモリ除け固形忌避剤
| 参考価格 | Amazon:818円 楽天市場:1,456円 Y!ショッピング:1,456円 |
| 内容量 | 230g |
| 販売元 | 株式会社SHIMADA |
※参考価格は2025年10月30日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
長期的な忌避なら、置くだけでコウモリを寄せ付けない固形タイプの忌避剤がおすすめです。
画像は芳香剤のような形をしていますが、小さな錠剤や乾燥剤のようなタイプもあります。
コウモリが来そうな場所に置くだけで長期間予防ができるため、安心できるでしょう。
商品によって効果の範囲は違い、広範囲の物から狭い範囲に施工できるものなどさまざまです。
効果は製品によって異なりますが大体数ヵ月は効果が持続するため、効果の範囲と期間を確認して購入しましょう。
コウモリ除けジェル忌避剤
| 参考価格 | Amazon:1,270円 楽天市場:2,200円 Y!ショッピング:2,200円 |
| 内容量 | 500mL |
| 販売元 | 共福産業株式会社 |
※参考価格は2025年10月30日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
「シャッターの中にコウモリが住み着いたけど、たまに使うからふさぎたくない」「コウモリがベランダや外壁にへばりついているので追い払いたい」ならジェルタイプの忌避剤がおすすめです。
ジェルタイプの忌避剤の特徴は、刺激臭と強烈な味です。
コウモリが止まりそうな場所にあらかじめジェルを塗っておくと、ワサビの刺激臭で近くに止まったコウモリの目や粘膜を刺激します。
またコウモリの体にジェルが付着すると、コウモリはジェルを舐めとります。
その際の刺激で「ここは危険な場所」だと学習させ、追い払えるわけです。
ただし刺激臭の効果範囲は50cmほど、またスプレーのように広範囲には使えません。
どうしてもふさげない場所は、ジェルでカバーしましょう。
簡単にコウモリ忌避のグッズを紹介しました。
現在コウモリが住み着いてお困りなら、まずはスプレーの使用を検討しましょう。
そしてコウモリがいなくなったら、侵入防止対策をおこないましょう。
コウモリの侵入を防ぐ際に効果的なグッズと使い方
- 細かい隙間を埋める:シーリング材
- 穴を埋める:補修パテ
- ダクトや換気口をふさぐ:金網
- 雨戸の穴をふさぐ:戸袋ラットガード
コウモリの侵入口をふさいでいきます。
どれもホームセンターやインターネット通販で購入できるため、コウモリ忌避剤と一緒に購入しておきましょう。
シーリング材
ひび割れや細かな隙間をふさぐなら、シーリング材がおすすめです。
シーリング材は窓枠や外壁の継ぎ目に、樹脂製の素材を流し込んで隙間を埋めるものです。
もし外壁の隙間や1cm程度のひび割れがあれば、シーリングで埋めましょう。
シーリング材を使うには、シーリングガンという道具が必要です。
しかし少量タイプのシーリング材ならシーリングガン不要の商品も売られているため、量に応じて選びましょう。
補修パテ
エアコンやダクトの引き込み口など、少し大きめの隙間はパテを使って穴を埋めます。
シーリング材は液体ですが、パテは粘土のように使えて粘りがあるため大きな隙間もしっかり埋まります。
またパテは次の金網やフィルターを設置する際に、固定する粘着剤としても使えます。
金網
ダクト、換気口や換気窓は金網でふさぎます。
ダクトや換気口の場合、鉄製の正規品フィルターが売られているため、それを取り付けましょう。
しかし古い換気口や換気窓は、なかなか正規フィルターが見つかりません。
その場合は、サイズに合わせて切った金網を貼り付けます。
パテで金網を張り付けたり、ねじで止めたりしてダクトや換気口をふさぎましょう。
戸袋ラットガード

雨戸の戸袋は中に空洞があるため、そこにコウモリが住み着くことがあります。
画像のような雨戸の穴から侵入するため、ここをふさぐ必要があります。
金網やべニア板で穴を埋めてもよいのですが、そうすると雨戸を使用する際に外す手間がかかります。
穴をふさぎたくない方は、戸袋用のラットガードという専用商品を使いましょう。
| 参考価格 | 楽天市場:5,400円 Y!ショッピング:5,400円 |
| 販売元 | 株式会社イーライフ |
※参考価格は2025年10月30日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
普段は板のように戸袋の穴をふさぎ、使うときだけラットガードを開いて使います。
どうしても雨戸の穴をふさぎたくない場合は、少し手間ですが毎日雨戸を開閉しても予防できます。
利用しやすいもので、雨戸のコウモリ予防をしましょう。
コウモリの追い出し方法から侵入防止の施工まで、見てきました。
コウモリ対策は誰でもおこなえますが、人によっては「大変そうだ」と感じた方もいるでしょう。
害獣の相談といえば市役所などの役所が思い浮かびますが、自分で業者を探すのとあまり変わりません。
次の章で市役所の対応を解説します。
コウモリ対策は役所が対応してくれる?

市役所など役所では、コウモリ対策は基本おこなっていません。
コウモリは建物に住み着くとフンをまき散らす害獣ですが、自然下にいるコウモリは大量の虫を食べて農作物を守る益獣です。
そのため、積極的にコウモリ駆除をおこなっている行政はまずありません。
また一部害獣は駆除や予防のために、補助金制度があります。
しかし農林水産業に被害を出すなど広域の被害が多く、個人宅を荒らす程度のコウモリではまず補助はありません。
役所に行けば一応相談には乗ってくれますが、自分で業者を探して依頼するのと対応はあまりかわらないでしょう。
参考:滋賀県大津市|ヘビ、コウモリは市で駆除してくれるの?(最終閲覧日:2025年12月3日)
コウモリ対策を見てきましたが「自分では難しそう……」と感じたら、害獣駆除業者に相談しましょう。
しかし「検索してみたけど、候補の業者が多すぎてわからない!」という方もいるでしょう。
次の章で専門業者の選び方を解説します。
コウモリ対策は専門業者への依頼がおすすめ

コウモリ対策を成功させるコツは、日没後の行動と高所の侵入防止工事です。
しかし慣れていないと、これはかなり危険な作業です。
さらにもしコウモリが建物内に残っており、傷つけることになれば鳥獣保護管理法違反になる可能性もあります。
そこでコウモリ対策と動物関係の法律に詳しい、害獣駆除業者への依頼がおすすめです。
業者の選び方とその際の費用を解説します。
専門業者の選び方
コウモリ対策をおこなう業者の選び方を紹介します。
コウモリ業者の選び方は、さまざまですが今回は依頼前に確認できるポイントを3つご紹介します。
- 現地見積り無料
-
害獣駆除は、思いがけず高額になるケースがあります。
そのため複数の業者に見積りを頼む、相見積りが重要となります。複数の業者に見積りを頼むため、見積り無料の業者がよいでしょう。 - 保証やアフターフォロー
-
多くの害獣駆除業者では、万が一被害が再発した場合の保証があります。
また定期的に再発のしていないかチェックする、アフターフォローを実施している業者もあります。
この保証の長さやアフターフォローの内容は各社異なるため、比較してみましょう。
保証が長く、定期的なアフターフォローがある業者がおすすめです。 - 資格の有無
-
業者のなかには、害獣の知識に乏しい業者もいます。
その知識を確かめるひとつの手段として、害獣に関する資格の確認がおすすめです。
資格の例として「狩猟免許」「鳥獣管理士」「ペストコントロール技能師」などが、確認できると安心できます。
上記の内容は、たいてい害獣駆除業者のホームページで確認できます。
依頼前に確認しておきましょう。
専門業者に依頼した場合の費用相場
コウモリ対策を害獣駆除業者に頼んだ場合、おおよそ5万円~となります。
弊社アズサポートに寄せられた、コウモリ対策~清掃まで費用をまとめました。

価格帯にかなりばらつきがありますが、費用の違いは被害の程度によります。
住み着いた数が少なく、フンが少なく、侵入防止工事がしやすかったら、費用も安くなります。
反対に被害が重く、住み着いた数が多いと、どうしても高くなります。
アズサポートでは具体的に
- 「エアコンの中にコウモリが住み着き、清掃費が高くなった」
- 「高所での追い出しや侵入防止工事が多かった」
- 「フンが多すぎて清掃費が高くなった」
などの事例で費用が高くなりました。
コウモリ駆除費用に関しては「コウモリ駆除の費用相場はいくら?業者に依頼する場合や自分でおこなう場合の目安を解説」で詳しく紹介しています。
費用が気になる方は、こちらも合わせてご確認ください。
害獣駆除業者の選び方を解説しました。
もし「今すぐ来てくれる業者が知りたい!」という方は、アズサポートにご相談ください。
害獣駆除はお任せください

コウモリ対策のご依頼なら、アズサポートにご相談ください。
アズサポートは害獣や害虫駆除をおこなっている会社です。
コウモリ対策もおこなっているため、コウモリにお困りならぜひご連絡ください。
もしご連絡いただければ、まずは無料の現地調査※をおこない「どこにコウモリがいるか?費用はいくらになるか?」を作業を始める前にしっかり調査いたします。
※離島については別途お客様とのご相談をさせていただく場合がございます。
コウモリの追い出し作業をおこなったら侵入口をふさぐのはもちろん、建物の清掃と除菌、さらにコウモリに寄生していたダニやノミの駆除までおこないます。
またコウモリの保証は最長10年保証、年に1回の無料アフター点検も実施するため、再発防止も万全です。
「確実にコウモリを追い払ってほしい!」「追い出しから掃除まで全部任せたい」なら、アズサポートにご連絡ください。
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まとめ
コウモリの生態や対策についてまとめてきました。
最後におさらいを兼ねてまとめました。
- コウモリ対策に超音波や磁石の効果は期待できない
- コウモリの追い出しは忌避スプレーがおすすめ
- コウモリを追い出したら侵入口をふせぐ
- 役所ではコウモリ追い出ししていないため、害獣駆除業者に相談しよう
コウモリの追い出しは個人でもおこなえます。
しかし日没後の作業だったり、高所作業だったりと大変です。
害獣駆除業者に相談すれば、追い出しから清掃まで頼めるため、不安を感じたら相談してもらいましょう。
執筆・監修者

害虫駆除、害獣駆除、鳥害対策の現場に立ち続けて10年超のプロフェッショナル。 保有資格は、しろあり防除施工士、防除業作業監督者、職長・安全衛生責任者教育と、シロアリ駆除やねずみ・ハクビシン・アライグマなど害獣駆除関連の資格を保有。駆除して終わりではなく、大切な「家」を守るために手厚いアフターフォローで末永くお客様とお付き合いできる関係を築いている。
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