ヤマトシロアリとは?特徴や駆除する方法、注意点を紹介
- 更新日
- 2025.12.09

「見つけた羽アリを調べたらヤマトシロアリらしいけど、どうしたら……?」
「ヤマトシロアリは危ないと聞いたけどなぜ?」
4月~5月の昼頃に大量の黒い羽虫が飛んでいたら、ヤマトシロアリの羽アリの可能性があります。
ヤマトシロアリは住宅に侵入すると床下で被害を出し、建物の基礎や柱を食べてしまう厄介な害虫です。
被害の程度によっては補修作業だけでなく、大掛かりなリフォームの検討も必要になるため、早めの駆除・予防が重要です。
そこでこの記事では、すぐにわかるヤマトシロアリの見分け方や生態をまとめました。
この記事では、ヤマトシロアリやシロアリの駆除に関する情報だけをギュッとまとめています。
読めばシロアリ駆除の悩みも解決するため、現在ヤマトシロアリについて調べている方はぜひ参考にしてください。
現地調査・お見積もり無料まずはご相談ください!
目次
ヤマトシロアリとは何か
出典:公益社団法人日本ペストコントロール協会|ヤマトシロアリ1(最終閲覧日:2025年12月3日)
ヤマトシロアリは「アリ」という名前ですが、アリではなくゴキブリの仲間です。
しかし生態は黒色のクロアリと似ており、女王アリや働きアリがいる不思議な虫です。
またヤマトシロアリは、植物の繊維・セルロースを食べています。
自然のなかでは倒木や落ち葉を分解して土を作る益虫ですが、住宅に迷い込むと木材を食べる害虫になります。
被害がひどくなると建物の強度が下がり、最悪大掛かりなリフォームも検討しなくてはなりません。
ヤマトシロアリは日本でもっとも被害が多いシロアリで、広い範囲に生息しているため、注意が必要です。
そこでヤマトシロアリを見分けるコツや生態などを詳しく解説します。
見分ける方法
日本で家屋への被害が多いシロアリは、ヤマトシロアリとイエシロアリです。
画像のように頭に色のついた兵隊アリを比べると、頭の形が違うのでわかりやすいです。
とはいえ大きさ5mm程度のシロアリを正確に見分けるのは、むずかしいですよね……。
そこで、見た目以外でヤマトシロアリを見分けるポイントをまとめました。
被害:湿気の多い場所に多い
食べた跡:土がまじり湿気が多く、触ると崩れる
羽アリ:4月~5月の昼に飛ぶ
兵隊アリ:臆病ですぐ逃げる、つついても噛まない
蟻道:1cm以下と細い
ヤマトシロアリは、床下や風呂場付近など湿気の多い場所に被害が多いです。
被害場所は木が湿っており、触るだけでボロボロと崩れてきます。
またシロアリは蟻道という、土でできたトンネルを作り移動をします。
ヤマトシロアリの蟻道はイエシロアリの蟻道に比べると細いため、蟻道でもわかるでしょう。
「湿気の多い場所でボロボロの木くずを見つけた」「外壁に細い土の筋がある」なら、ヤマトシロアリが侵入している可能性が高いでしょう。
ただし蟻道には注意点もあります。
監修者コメント蟻道はなるべく壊さないようにしてください!
蟻道の付近に、ヤマトシロアリの巣がある可能性が高いため、駆除の際に重要な手掛かりになります。
また蟻道を壊すとシロアリが逃げ出すため、蟻道や周囲に市販の殺虫剤を大量に使わないようにしてください。
あくまで蟻道はそっとしといて、早く駆除業者を呼ぶことをおすすめします。
社会構造


ヤマトシロアリは社会性昆虫で女王・王アリから、何万匹の働きアリや兵隊アリが生まれます。
駆除の際には、巣にいる女王・王アリを駆除しないと意味がありません。
社会性昆虫とは、簡単にまとめると個々が役割を持って集団で生活している虫のことです。(詳細な定義は後述参照)
画像のように成長し、それぞれが以下の役割を務めます。
- 女王・王アリ
-
役割:出産
巣にいるすべてのアリの母親と父親です。
基本は女王・王アリの1対ずつですが、群れによっては1匹の王アリに対し複数の女王アリがいるケースもあります。 - ニンフ(副女王・副王アリ)
-
役割:将来の羽アリ候補、女王・王の代わり
シロアリは時期になると羽アリを飛ばして、巣を広げます。
その将来の羽アリ候補がニンフです。
また現在の女王・王アリに問題が起きて子供が産めなくなったら、女王・王アリの代わりになります。 - 職アリ(働きアリ)
-
役割:巣作り、エサ取りや幼虫の世話など
丸い頭に白い姿で、一般的に想像するシロアリの姿をしています。
巣の雑務全般をおこなうシロアリで、巣にいる90%はこの職アリです。 - 兵隊アリ
-
役割:外敵から巣を守る
大きな牙(あご)に茶色い頭のシロアリです。
巣の周りを警備するようにうろついています。
職アリの次に数の多いシロアリです。
ちなみにニンフは、シロアリの巣がある程度大きくならないと出現しません。
エサが足りなかったり、巣が壊されたりのトラブルが起きるとニンフのいない巣になります。
また女王・王アリとニンフは通常巣から出てくることはなく、巣の奥にいます。
巣の表面にいる兵隊アリや職アリを数匹駆除したところで、すぐに別のアリが生まれ補充されるため意味がありません。
そのため巣の奥までしっかりと駆除しなくてはなりません。
ちなみに社会性昆虫の詳しい定義は、このようになっています。
社会性昆虫とは次の定義を満たす虫のことです。
- 子供を産む階級と子供を産まない階級がいる
- 同種の複数の個体が協力して子育てをおこなっている
- 親世代と子世代の成虫が一緒に生活している
シロアリの他、集団で生活しているクロアリや蜂も社会性昆虫です。
女王アリや女王蜂のみが卵を産み、育児は働きアリ・蜂がおこない、その働きアリ・蜂はすべて女王の子供です。
またゴキブリも集団で生活するため、社会性昆虫に見えます。
しかしゴキブリはすべてのメスが卵を産むため、社会性昆虫ではありません。
生息地


ヤマトシロアリの生息域はほぼ日本全国です。
ヤマトシロアリは被害件数の多いシロアリですが、その理由のひとつに分布域が広いことが挙げられます。
ヤマトシロアリは高温多湿を好むシロアリですが、イエシロアリと比べると寒さにも強く、東北地方にも生息しています。
簡単にヤマトシロアリの見分け方や生息域を解説しました。
次の章で予防に役立つシロアリの生態を解説するため、ぜひ参考にしてください。
ヤマトシロアリの特徴とは
ヤマトシロアリの大きな特徴をまとめました。
- 水分が多く地面に近い木材を好む
- 被害場所に住み着く
ヤマトシロアリは湿った木材を食べて、その湿った木材の中に住み着きます。
ではより詳しくヤマトシロアリの生態を見てみましょう。
水分が多く地面に近い木材を好む
ヤマトシロアリは湿った木材のなかでも、地面に近い木材を好みます。
シロアリが好む木材の含水率を調べた実験によると「ヤマトシロアリは含水率が高い木材ほどよく食べた」とのことです。
また同じ実験で「ヤマトシロアリは木材の中部~下部をよく食べた」とあり、「ヤマトシロアリは含水率が高い木材を好み、地面に近い部分をよく食べる傾向がある」とわかりました。
地面に近い床下の建材や地面に突き刺している木柵など、湿気が多いとよりヤマトシロアリに狙われやすくなるため要注意です。
被害場所に住み着く
ヤマトシロアリは被害場所に住み着きます。
また巣にいるシロアリの数は数千、多いと数万匹になることもあります。
ここで簡単にヤマトシロアリの生態を見てみましょう。
森の中にいるヤマトシロアリは、エサを求めて群れで土の中を移動します。
エサとなる倒木や枯れ木を見つけるとそこに住み着き、食べつくすとまた土の中を潜って集団で移動を繰り返します。
民家への侵入も同じ流れで地面に近い床下から建物に侵入、そしてエサとなる木材に住み着くケースが多いです。
群れにいるシロアリは数百~数千匹、巨大な群れになると1万匹以上になることもあります。
ここまでヤマトシロアリの生息域や生態を解説しました。
ヤマトシロアリの生態がわかったところで、今度はヤマトシロアリが具体的にどのような被害を出すかを解説します。
ヤマトシロアリの被害


ヤマトシロアリの被害で多いのは、やはり建材を食べる被害です。
しかしそれ以外にも内装や家財にも被害を出します。
具体的にどのような被害を出すか、まとめました。
- 建材を食べる
-
木製の柱や基礎を食べる被害です。
建物の耐震性が下がるため、最悪のケースでは大掛かりな建て替えも検討しなくてはなりません。 - 内装や家財を食べる
-
畳や家財の紙類を食べる被害です。
ヤマトシロアリは、湿った植物の繊維を好みます。
そのため湿気の多い部屋の畳や保管しているダンボールなども、エサとして食べられます。 - 何でもかじる
-
シロアリはエサに向かってひたすら突き進む習性があり、障害物があると食い破って進みます。
エサにするわけではありませんが柱付近にある断熱材、ダンボールに保管していた革製品などさまざまなものが被害に遭います。
ヤマトシロアリは、湿気を含んだ木材や畳などによく被害を出します。
そのため被害は、湿気のこもりやすい階下や床下に多いです。
しかし雨漏りや水漏れがあると、屋根裏や2階でも被害があるため要注意です。
ヤマトシロアリの被害にあった木材は、木が湿ってボロボロと崩れてくるため、木の様子で判断しましょう。
シロアリは被害場所を見るとおおよその種類が特定できます。
より正確に被害を特定できるように、次の章から別のシロアリの解説もおこないます。
ヤマトシロアリ以外のシロアリの種類は?
ヤマトシロアリ以外で被害の多いシロアリをまとめました。
- イエシロアリ
- アメリカカンザイシロアリ
イエシロアリはヤマトシロアリに次いで被害が多く、また甚大な被害を出すシロアリです。
またアメリカカンザイシロアリは、乾いた材木を食べるため乾材シロアリと呼ばれています。
ヤマトシロアリとイエシロアリに比べると被害件数はごくごく少ないですが、今後の被害拡大が警戒されているシロアリです。
では詳しく解説します。
1.イエシロアリ
出典:国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所|自然探訪2006年7月 イエシロアリ(最終閲覧日:2025年12月3日)
被害:湿気のない場所にも被害が出る
食べた跡:虫食い跡がはっきりわかるほどきれい、乾燥している
羽アリ:6月~7月の夜に飛ぶ
兵隊アリ:攻撃的で噛みつくと、乳白色の液体を吐く
蟻道:1cm以上と太い
イエシロアリはヤマトシロアリと並び、日本でよく被害を出しているシロアリです。
ヤマトシロアリとの違いは、湿気のない場所まで被害を出すところです。
イエシロアリは水を運べ、自分で乾いた木材を湿らせて食べるため、家全体に被害を出します。
イエシロアリの生息地域は限られており、千葉県以西の海岸線沿いに集中しています。
該当エリアにお住まいの方は「イエシロアリの特徴は?被害や駆除・予防方法を紹介」の記事もご確認ください。
2.アメリカカンザイシロアリ
出典:公益社団法人日本ペストコントロール協会|アメリカカンザイシロアリ:兵蟻と職蟻(最終閲覧日:2025年12月3日)
被害:乾いた木材に被害が多い
食べた跡:木材表面に小さな穴が開き、周りにフンが落ちている
羽アリ:6月~9月の昼に何度も飛び立つ
兵隊アリ:全体の⅓が頭、つついても液体は吐かない
蟻道:ほぼ作らない
アメリカカンザイシロアリは、乾材シロアリと呼ばれる乾燥した木材を食べるシロアリです。
生息地域はまばらで、日本では東京都、千葉県や大阪府など一部地域で被害が出ています。
アメリカカンザイシロアリの被害にあうと、木材の表面に針でついたような小さな穴が開けられます。
穴の周辺にゴマ粒大のフンがまかれるため、これで気が付く方が多いでしょう。
またアメリカカンザイシロアリは、エサとなる木材に羽アリが飛んできてそこに住み着きます。
蟻道も作らず羽アリが着陸した場所が巣となるため、床下から被害が広がるヤマトシロアリ・イエシロアリと違い家のどこから被害が広がるかわかりません。
イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリともに被害が家全体におよびます。
ヤマトシロアリとは違った被害を出すため、もし違和感を感じたら害虫駆除業者に調査を頼むとよいでしょう。
もし自宅にヤマトシロアリがいるとわかったら、駆除を考えなくてはなりません。
ヤマトシロアリを駆除する方法を解説します。
ヤマトシロアリを駆除する方法


ヤマトシロアリの駆除はプロに相談しましょう。
ヤマトシロアリはイエシロアリやアメリカカンザイシロアリに比べて、危険性の低いシロアリといわれます。
イエシロアリ類が建物全体に被害を出すのに対して、ヤマトシロアリは床下の被害で終わるケースが多いためです。
しかし家を支える基礎や柱を食べられれば、耐震性が落ちるため十分危険です。
場合によっては大掛かりなリフォームも必要になるため、プロによる調査や駆除をおすすめします。
ヤマトシロアリを駆除する方法は、2つバリア工法とベイト工法です。
- バリア工法
-
即効性が高く、駆除と予防が同時にできる
- ベイト工法
-
時間がかかるが、巣の中までしっかり駆除できる
ヤマトシロアリの場合、業者に相談するとバリア工法をおすすめされることが多いでしょう。
また施工場所や希望によってはベイト工法の検討もあるため、あわせて解説します。
薬剤を吹き付けるバリア工法
バリア工法とは、即効性のある薬剤を地面や木材に吹き付ける駆除方法のことです。
薬剤の上をシロアリが通るとすぐ効果があらわれて駆除ができるため、あらかじめ被害が出そうな場所に薬剤を散布しておけば予防の効果もあります。
またヤマトシロアリは木材に住み着くため、木材に穴を開けてそこに薬剤を注入する穿孔注入処理法もあわせておこないます。
ヤマトシロアリは地面からやってきて、地面に近い木材に被害を出すことが多いため、ヤマトシロアリ駆除ではよくバリア工法が使われます。
毒エサを使うベイト工法
毒エサを仕掛けて、巣に薬剤を持ち帰らせる駆除方法です。
シロアリはエサを持ち帰り巣にいる仲間と分け合う習性があるため、これを利用します。
注意点は効果が出るまで、数ヵ月かかる点です。
毒エサが巣全体にいきわたるまで待つ必要があり、また作業中に毒エサの減り具合を定期的にチェックしなくてはならないためです。
ただし本巣のほかに出張所のような分巣を作るイエシロアリ駆除に向いている、薬剤による土壌汚染が気になる場所に使えるなど、バリア工法とは違ったメリットがあります。
ヤマトシロアリの駆除ではバリア工法のほうが一般的ですが、被害状況や家主の希望によってはベイト工法を使用するケースもあります。
ちなみに関連記事では業者に頼んだ場合のシロアリ駆除費用や自分でシロアリ駆除をおこなうメリットとデメリットを解説しているため「シロアリを駆除する方法は?被害の例も紹介」もご確認ください。
ここまでヤマトシロアリの生態や駆除方法を解説してきました。
ただ「まだ本当にシロアリが家にいるかどうか自信がない」という方も多いでしょう。
もしシロアリ駆除に疑問があったら、まずは羽アリを探してみましょう。
次の章で解説します。
ヤマトシロアリの羽アリとは


ヤマトシロアリの羽アリの時期になると巣からはい出てきて飛び回るため、はい出た場所に巣があります。
もし羽アリを見つけられれば駆除のチャンスのため、見逃さないようにしましょう。
この章では羽アリの時期や防ぎ方を解説します。
- 4月~5月に発生
- 羽アリは全身が黒っぽい
- 湿気の多い暖かい日に飛び立つ
- 殺虫剤はダメ!テープなどで羽アリの出入り口をふさぐ
順番に見ていきましょう。
発生時期
ヤマトシロアリの羽アリの出現時期は、4月~5月です。
さらに前日に雨が降り湿気が多く暖かい日の昼によく見られます。
ヤマトシロアリは高温多湿を好むシロアリのため、湿気の多い暖かい日によく出現します。
反対に雨粒、風や寒さは苦手なため、雨風がひどい日や雨上がりで気温が下がった日にはあまり出てきません。
時期と気候が重なると、点在する巣穴から一斉にヤマトシロアリの羽アリが飛び立ちます。
見分ける方法


ヤマトシロアリの羽アリは、全身が黒っぽい色をしています。
ヤマトシロアリの女王アリや働きアリは白っぽい色をしていますが、羽アリだけは黒っぽい色をしています。
そのためクロアリや他の羽虫と誤認されがちです。
またクロアリのなかにも、キイロシリアゲアリなど黒色でないアリがいるため「時期外れなのにシロアリの羽アリがいる?!」というケースも……。
ヤマトシロアリの羽アリを見分けるわかりやすいポイントとして
- 黒っぽい色
- くびれのない体
上記2点が大きなポイントとなるため、迷ったら観察してみましょう。
飛び立つ条件
ヤマトシロアの羽アリが飛び立つ条件は4つです。
- 近くに大きな巣がある
- 4~5月である
- 湿気の多い暖かい日である
- 風の弱い日
ヤマトシロアリはある程度巣が大きくならないと、羽アリが出現しません。
そのためヤマトシロアの羽アリがいたら、近くにそれだけ大きな巣があるということです。
もし室内で大量のヤマトシロアリの羽アリを見つけたら、それは家屋内にヤマトシロアリが巣を作っている証拠です。
またヤマトシロアリは条件が重なると、点在する巣穴からワラワラと羽アリがはい出てきます。
4~5月の湿気が多く暖かい風の弱い日がその条件で、条件が重なるほどより出現しやすくなります。
一時的な対処法
室内でヤマトシロアリの羽アリを見つけた際の対処法をご紹介します。
対処法は、羽アリを見つけた場所で変わります。
- 壁の隙間や床の隙間からはい出てくる
-
できるだけ静かに粘着テープやビニール袋で隙間をふさぐ
- 窓や机の上などにいる
-
掃除機で吸い取る
ヤマトシロアリの羽アリが壁などから出てきている場合、そこにはシロアリの巣があります。
ヤマトシロアリはおくびょうなシロアリのため、騒ぐと巣にいるシロアリが逃げ出すことがあります。
また羽アリがワラワラと出てくるとつい殺虫剤をかけたくなりますが、表面の羽アリを数匹駆除した程度では意味がありません。
殺虫剤は使わずできるだけ静かに羽アリの出入り口をふさいで、早めにプロに相談しましょう。
反対にもし窓や机の上など、羽アリの出入り口から遠い場所とわかったら掃除機を使っても問題ありません。
関連記事「羽アリを自分で駆除する方法は?NGな方法も紹介」にも詳細が書かれているため、こちらもご確認ください。
飛び立ったあとも駆除が必要
うっとうしい羽アリがいなくなると、なんとなくホッとしてそのまま終わりがちです。
しかし羽アリが飛び立ったあとも駆除は必要です。
羽アリが飛び立っても、巣の中にはたくさんのシロアリがいます。
羽アリが飛び立ってもこれまでどおり木材を食べて、時期になればまた羽アリが飛び立つだけです。
羽アリの時期が過ぎても、忘れずにシロアリ駆除をおこないましょう。
しかし「いきなりシロアリ駆除といわれても費用が……」「本当にヤマトシロアリがうちにいるとは信じられない」という方も多いでしょう。
シロアリ駆除に不安があったら、まずは害虫駆除業者のシロアリ調査をおこないましょう。
もし害虫駆除業者に心当たりがない方は、ぜひアズサポートにご連絡ください。
害虫駆除はお任せください


「シロアリ駆除ってしたほうがいいのかな?」
「本当にシロアリがいるのかな?」
とシロアリ駆除に不安があるなら、アズサポートにご連絡ください。
アズサポートは、害虫や害獣の駆除をおこなっている会社です。
シロアリ駆除もおこなっており、お電話いただければまずは無料の現地調査※をおこないます。
※離島については別途お客様とのご相談をさせていただく場合がございます。
またもし駆除のご依頼をいただければ、駆除後の保証は最長10年、さらに年1度の無料点検もおこないます。
万が一保証期間中に被害が再発したら、補修工事も無料でおこなうためご安心ください。
ヤマトシロアリの調査や駆除はぜひ、アズサポートにお任せください。
現地調査・お見積もり無料まずはご相談ください!
まとめ
ヤマトシロアリの特徴や駆除の方法を解説しました。
最後に簡単に記事のおさらいをまとめました。
- ヤマトシロアリは高温多湿を好む
- ヤマトシロアリにかじられたあとは、湿気が多くボロボロ崩れて汚い
- 羽アリは黒っぽく4月~5月の暖かい日によく出現する
- 羽アリを見つけたら早めにプロに相談しよう
ヤマトシロアリは、日本の広い範囲に生息し被害を出しているシロアリです。
床下の建材を食べて建物の耐震性を落とす被害が多いため、早めの対処が必要です。
時期に羽アリがいないか確認したり、プロにシロアリ調査を頼んだりして、対策をしましょう。
執筆・監修者

害虫駆除、害獣駆除、鳥害対策の現場に立ち続けて10年超のプロフェッショナル。 保有資格は、しろあり防除施工士、防除業作業監督者、職長・安全衛生責任者教育と、シロアリ駆除やねずみ・ハクビシン・アライグマなど害獣駆除関連の資格を保有。駆除して終わりではなく、大切な「家」を守るために手厚いアフターフォローで末永くお客様とお付き合いできる関係を築いている。
現地調査・お見積もり無料まずはご相談ください!
















