自分でシロアリ駆除する方法を徹底解説!必要なものや注意点を紹介
- 更新日
- 2025.11.28

「シロアリ駆除を自分でやりたい!けどやり方がわからない」
シロアリ駆除は大半の人にとって馴染みの薄いものなので、なにをすればいいのかよくわからないですよね。
そこでシロアリ駆除の作業内容を、ざっくりまとめると次の順です。
1.シロアリがいるか調査する
2.シロアリ駆除剤や道具を用意する
3.シロアリ駆除作業をする
4.駆除後は再発しないように定期チェックをする
5.駆除剤の予防期間が過ぎたら再び駆除をする
以後3~5を繰り返す
これらの作業を狭い床下でおこなうため、シロアリ駆除はかなりの重労働です。
しかし「シロアリ駆除は補助金も出ないし、できるだけ節約したい!」「DIYは得意なので自分で家を守りたい」という方のためにお伝えすると、やり方さえ間違えなければシロアリ駆除は自分でもできます。
そこでこの記事では少しでも楽にシロアリ駆除ができるように、シロアリ駆除のコツを解説します。
この記事ではシロアリ駆除に必要な要点だけを、ギュッとまとめています。
読めばシロアリ駆除に必要な知識がすべて手に入るため、シロアリ駆除を自分でやってみたい人はまず目を通してください。
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目次
シロアリが家に侵入しているか確認する方法

まずはご自宅にシロアリが侵入しているか簡単な方法で調べ、該当したら本格的に床下に潜って調査するのが効率的です。
そこで簡単な方法で、自宅のシロアリの状況を調べる方法からお伝えします。
ご自宅に次のような症状は出ていませんか?
・外壁に土でできた蟻道がある
・4月~7月頃に敷地内で羽アリの大量発生があった
・庭先の木製品が食べられていた
ここでいう蟻道とはシロアリが移動する際に作る、土でできたトンネルのことです。(章冒頭の画像参照)
外壁に泥の筋のようなものがないか、目視で探しましょう。
蟻道の目視の他、木材をドライバーなどで軽く叩いたときの空洞音もシロアリの調査に役立ちます。
監修者コメント住宅での被害が多いヤマトシロアリは、加害している箇所が巣でもあることが多いため、まずシロアリの食害が見られる箇所を探します。
怪しい箇所があれば、打診等でさらにシロアリの居場所を特定します。
中が空洞になっている木材と詰まっている木材は明らかに叩いたときの音が違うため、わかりやすいです。
もしこれらのシロアリの兆候に当てはまるものがあれば、シロアリが巣を作っている可能性が高いです。
そこで次に本格的なシロアリ調査をします。
シロアリは床下の被害が多いため、床下点検口や床下収納から下に潜り蟻道やシロアリ被害がないか探してください。
特にシロアリが水を求めて集まることが多いため、お風呂やキッチンの水周りの床下など、湿気の多い場所を入念にチェックしてください。
もし蟻道やスカスカになっている木材の被害が確認できたら、その付近にシロアリの巣があります。
道具をそろえてシロアリ駆除をおこないましょう。
次の章でシロアリ駆除に必要な道具をご紹介します。
床や壁の隙間から羽アリが湧き出てきたり、木材に触れると崩れるほど食害されている場合は、かなり深刻なシロアリ被害が出ています。
自力駆除はせず「シロアリ駆除を専門業者に依頼した方がいいケース」を参考に業者に連絡してください。
自分でシロアリ駆除するために準備するもの


シロアリ駆除を自分でおこなうために必要な道具は、4つです。
・シロアリ駆除剤
・シロアリ駆除時の服
・木工用ドリルと補修材
・噴霧器
道具はすべて、インターネット通販かホームセンターで購入できます。
それではここからは、それぞれどういった観点で道具を選ぶべきか、のポイントを解説していきます。
シロアリ駆除剤
シロアリ駆除を自分でおこないたいなら、液体・乳剤タイプのシロアリ駆除剤がおすすめです。
液体・乳剤以外にもシロアリ駆除剤はさまざまなものがありますが、しっかりとシロアリ駆除ができるものは水で薄めて使う液体タイプか乳剤タイプの駆除剤です。
- 液体・乳剤
-
木材や地面に吹きつけて使用する、即効性の高い駆除剤です。
メリット:一般的なシロアリ駆除でプロも使用
デメリット:希釈や散布の手間がかかる - ベイト剤
-
毒エサをシロアリに持ち帰らせて、巣にいる仲間ごと駆除する方法です。
メリット:置くだけでよいため簡単
デメリット:毒エサをシロアリに食べさせるのが難しく、駆除の効果が現れるまで時間がかかる - 殺虫スプレー(エアゾール)
-
シロアリに直接吹きつけて使用します。
メリット:予防効果のある製品を選べば、シロアリ避けにも使える
デメリット:木材の内部にいるシロアリには届かない - 粒剤
-
粒状の薬剤を地面にまいて使うものです。
メリット:希釈の手間なく広範囲に使える
デメリット:木材内部にいるシロアリには効果がない
上記の他にも商品数は少ないですがバルサンのように煙で駆除するくん煙剤、ホウ酸を使った駆除剤などがあります。
ですが液体・乳剤タイプの駆除剤は即効性が高く、広範囲のシロアリ駆除と予防が一緒にできるためおすすめです。
それ以外のものは床下に繁殖したシロアリ駆除の薬剤というよりも、使用できるシーンがかなり限られている薬剤と考えて間違いありません。
シロアリ駆除時の服
シロアリ駆除は、薬剤や土やホコリが衣服に大量につきますので、汚れてもよい服装でおこないます。
・防護服か汚れてもよい厚手の長袖
・長ズボン長靴か汚れてもよい靴・靴下
・防塵マスク・ゴーグル
・軍手やゴム手袋
・ヘッドライト
また床下に潜ると、ほふく前進を繰り返すため薄手の服だと破れます。
防護服を選ぶ際は薄さを売りにした商品よりも、丈夫さをアピールしたものがおすすめです。
木工用ドリルと補修材
シロアリ駆除には、木工用ドリルと補修材も必要です。
というのもシロアリは目に見えるところにいるよりも木部の内部に多くいるので、木材の内部まで薬剤を流し込む(穿孔処理)必要があります。
そのためドリルはシロアリのいる木材に穴を開ける際に使い、木工用のものを購入します。
また電源のない床下での作業がメインになりますので、ドリルは充電式のものがおすすめです。
木材に穴を開け薬剤を注入したら、今度はその穴をふさぐために、木工用の補修材も必要です。
チューブタイプで使いやすい補修材が販売されているため、用意しておきましょう。
噴霧器
噴霧器は、薬剤を霧状に噴射する道具のことです。
噴霧器を選ぶポイントは、シロアリ駆除用の噴霧器を購入することです。
園芸用や清掃用の噴霧器がありますが、噴霧器によって対応している薬剤が異なります。
シロアリ駆除剤のなかにはプラスチックを変形させるものがあり、対応していない噴霧器を使うと故障の原因になります。
噴霧器を使用する前に、対応している薬剤を必ず確認してください。
参考:株式会社吉田製油所|吉田製油所専用噴霧器(最終閲覧日:2025年11月11日)
インターネット通販ではシロアリ駆除剤と専用噴霧器がセットで売られているため、不安ならセット商品を選ぶと安心です。
また長袖や長靴などは、ご家庭にある方も多いですよね。
これらの道具から足りないものだけを買い揃えて、費用を抑えましょう。
道具がそろったら、いよいよシロアリ駆除をおこないます。
次の章でシロアリ駆除をおこなう場所や注意点を解説します。
シロアリ駆除をおこなう場所は?


シロアリ駆除は床下全面の木材と地面に薬剤の散布をおこないます。
シロアリは地面から来るため、床下と地面を中心に薬剤を散布します。
床下は木部処理用、地面には土壌処理用と記載された薬剤を散布してください。
また蟻道の周辺や基礎のひび割れは、シロアリがよく通る場所のため特に薬剤を散布してください。
シロアリはエサの木材の中に住み着き、木材を食べつくすと移動を繰り返す生き物です。
シロアリの被害のあった場所やその周辺に巣があるため、束や大引に食害の痕跡があれば木材に穴を開けて内部に薬剤を注入してください。
また2階など床下以外の場所にも被害がある場合は、同様にドリルを使い被害箇所に薬剤を注入します。
駆除剤を扱うときの注意点
シロアリ駆除剤を扱う際は、説明書を必ず読んでから作業をおこなってください。
シロアリ駆除剤のなかには、使用方法を誤ると損害が出るものがあります。
以下はその一例です。
- 建材を傷める
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薬剤によってはプラスチックが変形したり、金属が変色したりします。配管・配線や断熱材にかからないように注意しましょう。また、取扱いに耐油手袋など専用道具が必要な薬剤もあります。
- 健康被害
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シロアリの駆除剤はメーカーがテストをおこない、安全性が確認されています。しかしメーカーの想定とは違う使い方をすると、健康被害が出るおそれがあります。用法・用量を守り使用しましょう。
- 水質汚染
-
シロアリ駆除剤は哺乳類には安全性が高く作られていますが、虫、魚や爬虫類には影響がでます。そのため水辺での使用を禁止されている薬剤もあり、確認が必要です。また自宅で虫、魚や爬虫類を飼育している方は、薬剤散布をしないベイト剤がおすすめです。
シロアリ駆除剤のメーカー公式サイトを見ると、使い方をまとめた動画や記事が公開されています。
説明書と合わせてメーカーの公式サイトを見るとより理解が深まるため、おすすめです。
またシロアリ駆除剤の特性を理解するため、作業前には必ず説明書を読んでください。
さてここまではシロアリ駆除の方法を説明してきましたが、じつはシロアリ駆除剤の使用方法以外にもシロアリ駆除には注意点があります。
ご自身やご家族の健康、作業効率に関わるため、次の章で解説します。
シロアリ駆除をおこなうときに気をつけたいこと
シロアリ駆除を始める前に知っておきたい、ポイントをまとめました。
・体の弱い人は別の部屋に避難させる
・木部処理→土壌処理の順番
・身の安全を第一に考える
・作業後は定期チェックをおこなう
では具体的に何をおこなうか、どうすればよいか、を詳しく見ていきましょう。
体の弱い人は別の部屋に避難させる
シロアリ駆除を始める前に高齢者、乳幼児や妊婦など体が弱い方は、シロアリ駆除をしない部屋に避難してもらいましょう。
シロアリ駆除剤は、メーカーが安全性を確かめたものしか基本的に販売されていません。
しかし換気が悪くて薬剤のガスが溜まり気分が悪くなったり、体質的に薬剤に敏感な方が異変を感じるなどの事例もあります。
体の弱いご家族がいる場合は、床下のシロアリ駆除をおこなうならしばらく2階で過ごしてもらい、作業が終わってから1階に戻るなど、避難してもらいましょう。
木部処理→土壌処理の順番におこなう
シロアリ駆除は床下にある木材すべての木部処理→床下全面の土壌処理の順におこないます。
というのも、先に地面から駆除剤をまいてしまうと、体中薬剤まみれになってしまうためです。
薬剤を木材や地面に散布するシロアリ駆除の方法をバリア工法といいます。
散布した薬剤の上をシロアリが通るとすぐ効果が出るため、シロアリ駆除では定番の駆除方法です。
また薬剤の効果が続く限りシロアリを忌避させる(嫌がる)ため、一緒に予防もできます。
バリア工法は木部処理→土壌処理の順に上からおこないましょう。
- 木部処理
-
木材の表面や柱と柱のつなぎ目に薬剤を散布します。台所やお風呂の床下など、シロアリの被害が多い場所の木材を重点的におこないます。また蟻道はシロアリの通り道のため、蟻道周辺に薬剤を注入してください。
- 土壌処理
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柱の土台や地面に薬剤を散布します。基礎のひび割れや隙間からシロアリが入ってくるため、隙間付近の地面は少し多めに散布しましょう。
またシロアリ駆除剤は木部用と土壌用に別れるため、バリア工法をおこなう際は両方そろえてください。
身の安全を第一に考える
シロアリ駆除中は身の安全を第一に考え、行動してください。
- 熱中症
-
シロアリ駆除は、春~夏を中心におこないます。
防護服やマスクを着用すると熱中症の危険が高まるため、要注意です。
こまめな休憩・水分補給を忘れずにおこないましょう。 - 薬剤による体調不良
-
長時間薬剤の匂いを嗅いでいると、気分が悪くなることがあります。
薬剤使用時はマスクや手袋を着用、気分が悪くなったらすぐ作業を中断しましょう。 - ケガ
-
シロアリ駆除は狭く暗い場所でおこなうため、擦り傷や頭を床にうちつけるなどのケガのおそれがあります。
作業中は厚手の服装や手袋などで、身を守ってください。 - 身動きが取れなくなる
-
床下は暗いため狭い場所に入り、身動きが取れなくなるおそれがあります。
プロは、ハツリ工事というコンクリートの一部を削って動線を確保しつつ作業をおこないます。
万が一が起きないようにライトのバッテリー残量を確認し、すぐに助けを呼べる状態で作業をおこなってください。
慣れない作業では、ケガや体調不良のリスクが高まります。
きちんと装備を整え、作業中はこまめな休憩をとりましょう。
無理せず安全第一で行動してください。
作業後は定期チェックをおこなう
シロアリ駆除が終わったら、忘れずに定期チェックをおこないましょう。
シロアリの被害が再発したらすぐに対処できるように、日頃から蟻道や羽アリを確認しておきます。
また予防効果のある薬剤は効果が切れる前に再散布をすることも大切です。
多くのシロアリ駆除剤の予防効果は5年で効果がなくなります。
定期チェックは少し面倒ですがプロのシロアリ駆除業者でもおこなっており、例えば弊社アズサポートでは年に1回のアフター点検を実施しています。
シロアリ駆除を自分でおこなった後も、必ず定期チェックをおこないましょう。
定期チェックの頻度は、シロアリ予防のついでにおこなうと楽です。
自分でできるシロアリ予防法


最初にお伝えしておくと、シロアリ予防はシロアリ駆除と同じ手順です。
シロアリが嫌がる防蟻成分が入った薬剤を、床下全面に散布することが基本的な予防法となります。
裏を返せばシロアリ駆除剤には防蟻剤も入っているので、シロアリ駆除をして5年間は予防効果が持続し、追加で何か予防策をとる必要はありません。
ですが5年すれば薬剤の予防効果はほぼなくなりますので、5年に1度はシロアリ駆除剤を散布するサイクルを繰り返します。
これがシロアリ予防の基本であり、あくまでこの薬剤散布をおこなわずしてシロアリを予防することはできません。
ですがこの他にも、もっと簡単で今日からでもできるシロアリ予防の方法もありますので、まとめておきます。
・家の周りに不要なものを置かない
・室内の換気をおこなう
・水漏れ・雨漏りのチェックをおこなう
・庭掃除をおこなう
これらのシロアリ予防方法を一言でまとめると、掃除と換気がシロアリ予防の重要なポイントです。
日々の掃除や換気に加えて、シロアリが発生していないか蟻道や羽アリを定期チェックするとよいでしょう。
具体的な予防方法を解説します。
室内の換気をおこなう
室内の換気は建物の湿気対策に重要です。
シロアリといえば床下に巣を作りますが、エサと湿気があれば室内にも出現します。
床下の湿気だけでなく、室内の湿気も取り除きましょう。
- 和室
-
・日頃から換気をするか、日当たりが悪い場合は除湿器やエアコンを活用する
・半年に1度畳を干す - トイレや浴室など水回り
-
・換気扇や換気窓で換気する
・残り湯はすぐ捨てるか、取っておく際はフタをしておく
・流しの下は閉めっぱなしにせず、たまに開けて換気をする - 押し入れや下駄箱の収納
-
・扉をたまに開けて換気をする
・本を保管する際は、年に一度虫干しする
・除湿シートやすのこを活用する
畳や本の除湿は面倒ですがシロアリ被害のチェックも兼ねておこなえば、より効果的です。
換気の頻度は毎日が理想ですが、週に1度や月に1度のペースでも効果はあります。
最低でも月に一度の晴れた日は、家中を換気しましょう。
水漏れ・雨漏りのチェックをおこなう
ふたつ目の予防法は、配管の水漏れや屋根や外壁周りで雨漏りしていないか、を確認することです。
シロアリは水漏れや雨漏りがあると繁殖しやすい環境になるため、たまにチェックしてください。
チェックポイントは次のとおりです。
・配管周りで水漏れはないか?
・水周りでコーキングやタイルの剥がれはないか?
・窓や扉周りのコーキングがはがれていないか?
・屋根や外壁にヒビや割れはないか?
・天井裏に雨漏りをしたあとはないか?
水漏れ・雨漏りのチェックは掃除や換気のついでにおこなえば、OKです。
高い場所の確認は大変なため、無理せずできる範囲でチェックをおこないましょう。
家の周りに不要なものを置かない
家の周りにストッカーや木製のはしご、ダンボールなどを置くのはやめましょう。
不要なものは、できるだけ撤去してください。
というのも床下換気口の前に物を置くと風通しが悪くなり、建物に湿気がたまります。
またプランターの腐葉土や紙類はシロアリのエサになるため、危険です。
不要なものはできるだけ置かないように心がけて、難しい場合は次を参考にしてください。
・プランターはスタンドを使い地面に直置きしない
・縁の下やウッドデッキの下は、ゴミや物を置かず通気をよくする
・新聞紙やダンボールは屋内保管に変えて、こまめに処分する
不要なものは少しずつ捨てるか、保管場所を変えて対策をしましょう。
庭掃除をおこなう
草刈りや剪定を定期的におこなって庭をきれいな状態に保つことが、シロアリ予防にもつながります。
シロアリは湿気が多く、エサになる植物の繊維(セルロース)が多い環境を好みます。
そのため「床下換気口が雑草や落ち葉で埋まっている」「枝が伸び放題で庭や室内に日影が多い」と、シロアリが発生しやすくなります。
シロアリに効果的な庭掃除は、次のとおりです。
草刈り:6月〜9月の間に3回おこなうと、短い草丈をキープできます。換気口周辺は特に草刈りをおこない、塞がないようにしましょう。
剪定:木の種類にもよりますが、春と冬の2回が目安です。
落ち葉・枯草:放置せずに早めに処分しましょう。
倒木・切り株:すぐに撤去できないときは、シロアリ用の殺虫スプレーをまいて予防します。
上記を目安に定期的に庭掃除をおこないましょう。
シロアリ予防はやることが多いですが、基本は掃除と換気です。
定期的に掃除や換気をしてついでにシロアリ点検をすれば、それがシロアリ予防になります。
すべてを完璧におこなうのは難しいため、できるところから始めてみましょう。
ここまで自分でおこなう、シロアリ駆除と予防の方法を見てきました。
簡易的なシロアリ予防は誰でもできますが、シロアリ駆除はご自宅の状態によってはプロに相談したほうがよいケースがあります。
次の章で自力駆除ができないケースを解説します。
シロアリ駆除を専門業者に依頼したほうがいいケース


床下を調べてみて深刻な被害が出ている場合は、シロアリの専門業者に相談することをおすすめします。
またシロアリが玄関やお風呂場など床下に入れない箇所がある場合は、DIYで処置するのはおすすめしません。
こうした場合はドリルで穴を開けて穿孔処理をおこなうのですが、厄介なことに床下には配管も通っています。
床に穴を開けるつもりが上水や下水の配管に穴を開けてしまうと、大げさな修繕工事になってしまいます。
また床下に入れない箇所を放置した場合や、薬剤の散布漏れがあった場合は、シロアリがその場所に移動して、被害の範囲がより広がってしてしまうおそれがあります。
こうしたケースは無理せずに、早急にシロアリ駆除業者に相談しましょう。
ただ「いきなりの駆除依頼はちょっと……まずはいくらするか知りたい」という方も多いでしょう。
シロアリ駆除の費用相場は、約10万円~15万円です。
自分で大量の薬剤や道具を買いそろえて、時間と手間をかけてシロアリ駆除をおこなうのも手ですが、変に自分でやって途中で挫折してしまうくらいなら、はじめからプロに頼んでおくほうがいいという考え方もあります。
ただし業者の選び方や建物の大きさでシロアリ駆除の料金は変わるため、詳しい金額が知りたい方は「シロアリ駆除の料金は?相場が決まる仕組みを解説」の記事を参考にしてください。
もしシロアリ調査やシロアリ駆除をお考えなら、弊社アズサポートにご連絡ください。
害虫駆除はお任せください


シロアリ調査・駆除ならアズサポートにご相談ください。
アズサポートは暮らしの困りごと全般に対応している業者です。
シロアリの駆除はもちろん、防腐・防カビ工事や庭木のお手入れまで幅広く対応しています。
シロアリ・建物の知識がある作業員がシロアリ駆除をおこなうのは、もちろん。
アズサポートではシロアリ保証は最長10年、年に1回の無料アフター点検もご用意しています。
またアズサポートの現地見積り・現地調査は無料※です。
※離島については別途お客様とのご相談をさせていただく場合がございます。
現在シロアリ駆除を自力でおこなおうか悩んでいるのなら、アズサポートがプロの目線でご自宅を判断いたしますので、お気軽にご相談ください。
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まとめ
シロアリ駆除を自分でおこなう際のポイントを解説してきました。
最後にこの記事のおさらいをします。
・シロアリ駆除剤は木材内部から表面に広く使える液体・乳剤がおすすめ
・シロアリ駆除はケガの危険があるため、装備を整えておく
・シロアリ予防は掃除と換気をおこなう
・シロアリ被害がひどい場合は、専門業者に依頼する
自分でシロアリ駆除をおこなうのはかなり大変なため、少しでも楽に作業を進めるため道具を揃えておきましょう。
しかしここまで読んでみて、自力でのシロアリ駆除に不安を覚えたら専門業者に相談してください。
執筆・監修者

害虫駆除、害獣駆除、鳥害対策の現場に立ち続けて10年超のプロフェッショナル。 保有資格は、しろあり防除施工士、防除業作業監督者、職長・安全衛生責任者教育と、シロアリ駆除やねずみ・ハクビシン・アライグマなど害獣駆除関連の資格を保有。駆除して終わりではなく、大切な「家」を守るために手厚いアフターフォローで末永くお客様とお付き合いできる関係を築いている。
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