野生のイタチはどこに生息している?生態や特徴、適切な駆除方法を徹底解説

投稿日
2025.12.09
野生のイタチはどこに生息している?生態や特徴、適切な駆除方法を徹底解説

「野生のイタチが屋根裏に住み着いたみたいだけど……どうしたらいいの?」
「小さなネコ?大きなネズミ?のような動物が住宅街にいたけど、まさか野生のイタチ?」最近、都会の住宅街など人の多い場所でもイタチを見かけることがあります。
もしイタチがゴミ捨て場を荒らしていたり、庭にフンをしていたら捕まえたくなりますが、ちょっと待ってください。

じつはイタチを取り巻く法律は複雑で、種類やお住いの地域でイタチの扱いが変わってきます。
またイタチを捕まえるには法的な手続きが必要で、勝手に捕まえれば罰則の対象になるかもしれません。
そこでこの記事では手続きなしですぐできる!イタチの追い払いや予防方法、他にも野生のイタチの生態を解説します。

野生のイタチの生態からイタチを取り巻く法律など、イタチに関する情報をこれ1枚にまとめました。
これさえ読めばイタチに関する疑問が解消されるはず、早速イタチの種類から解説します。

現地調査・お見積もり無料まずはご相談ください!

目次

家屋や家畜に被害を与えるイタチの種類とは?

野生のイタチはニホンイタチとシベリアイタチ

日本にいるイタチは在来種の二ホンイタチと外来種のシベリアイタチ(チョウセンイタチ、タイリクイタチ)の2種類です。

どちらも似た見た目、似た生態をしており、家屋に住み着いたり、家畜を襲ったりの被害を出します。

イタチの種類を見分けるのは難しいですが、わかりやすい違いは出没する場所です。
二ホンイタチは日本の広い範囲、おもに平野部に生息していますが自然の多い場所に出没します。

一方シベリアイタチは西日本に生息しており自然の多い地域にもいますが、昨今では都会の住宅街でもよく姿を見かけるようになりました。

では次の章で野生のイタチの生態や、両者のイタチの違いを解説します。

野生のイタチの生態・特徴

野生のイタチの生態、被害を解説

「そもそもイタチってどういう動物?」
「イタチがいると何が問題なの?」という方に向けて、野生のイタチの生態を解説します。

  • ニホンイタチは平野部に生息している
  • シベリアイタチは住宅地でも多く目撃されている
  • ニホンイタチとシベリアイタチの特徴について
  • イタチはフンの臭いが強い
  • 雑食で荒っぽい性格

イタチは体長30cmほどの、小さく可愛らしい生き物です。
しかし自分の身の丈よりも大きなニワトリを襲い、食べてしまうほど凶暴です。
またイタチの体にノミやダニが寄生しているおそれがあるため、もし見かけても、不用意に近づかないようにしてください。

ではイタチの特徴を詳しく解説していきます。

ニホンイタチは平野部に生息している

二ホンイタチは日本全国に生息し、自然の多い平野部で暮らしています。

二ホンイタチは田畑の多い地域や山の中など、自然の多い場所で見かけることが多いです。

また二ホンイタチは日本の広い範囲に生息していますが、これには理由があります。
じつはニホンイタチはネズミ駆除や毛皮をとる目的で、かつて生息していなかった離島にも運ばれました。

荷物に混じり意図せず運ばれたケースもあると予想されますが、このような理由もあり二ホンイタチは北海道から沖縄県、伊豆諸島などの離島を含む広い範囲に生息しています。

シベリアイタチは住宅地でも多く目撃されている

シベリアイタチは、西日本の住宅街によく出没します。
シベリアイタチは大阪市内の繁華街から自然の多い長崎県対馬まで、さまざまな場所に生息しています。
ただし今のところ生息域は西日本に集中しており、東日本ではあまり見かけません。

なぜ西日本にシベリアイタチが多いのか?理由ははっきりしていませんが「大阪府は古い木造建築が多く、イタチが忍び込みやすい」「大阪府は水路が多くイタチのエサになるドブネズミが多いから」などといわれています。

参考:日本産経新聞|イタチ捕獲、大阪が断トツ 大量の巣と餌が原因?(最終閲覧日:2025年12月3日)

ニホンイタチとシベリアイタチの特徴について

ニホンイタチとシベリアイタチは、よく似ており見分けるのが大変です……。

ですが見た目の違いはあり、ニホンイタチは尻尾が短い、シベリアイタチは尻尾が長いため、しっぽで判断できます。

二ホンイタチ(在来種)

生息地:日本全域、自然の多い地域に多い
大きさ:オス約27cm~37cm・メス約16cm~25cm
特徴:しっぽが短い(体の4割程度)茶褐色・赤褐色の毛色

シベリアイタチ(外来種)

生息地:西日本、繁華街にも出没する
大きさ:オス約30cm~40cm・メス約25cm~31cm
特徴:体の半分以上がしっぽ(体の5割程度)、山吹色の毛色

参考:環境省|チョウセンイタチ及びコウノトリの見分け方(最終閲覧日:2025年12月3日)

ただしイタチ・シベリアイタチともに似た習性、似た見た目なうえに、人間の気配を感じると隠れてしまい、じっくり観察できるとは限らないので、見分けるのはなかなか難しいところです……。

そのため生息地域としっぽの長さを判断の目安にしてください。

イタチはフンの臭いが強い

イタチのフンの臭いは強く、建物に住み着くと屋根裏や床下にためフンをするため、場合によっては家の中が臭くなることもあります。

ためフンとは、同じ場所にフンをし続ける動物の習性です。
外でフンをしてくれればまだよいのですが、家の中の同じ場所にフンをし続けることもあるため、そうなると家の中が臭くなります。

ちなみにイタチのフンは長さ約1cmで、一見するとクマネズミのフンにも似た大きさです。

ですがクマネズミはためフンをせず、走りながらフンをして散らかっているため、同じ場所に大量のフンがされている場合はイタチが住み着いている可能性が高いです。

雑食で荒っぽい性格

イタチは雑食性で、何でも食べます。
また荒っぽい性格のため、自分の身の丈よりも大きな動物も襲うほどです。

野生のイタチが食べるものやイタチ被害にあいやすいものをまとめました。

  • ネズミや野鳥などの小動物
  • トカゲや昆虫類
  • ザリガニ、魚やカエルなどの水辺の生き物
  • 農作物やきのみ
  • 屋外飼育している鳥や魚
  • ペットのエサ
  • 生ゴミ

雑食性で何でも食べますが、肉類や油っぽいものを好む傾向にあります。

またイタチは小さい体ながら獰猛な性格です。
イタチは手当たり次第に獲物を攻撃し、捕まえた獲物を1箇所にまとめておく習性があります。
そのためイタチのねぐらを見ると、鳥の羽や食べ残した小動物の残骸が落ちていることがあります……。

イタチが積極的に人を襲うことはありませんが、子育て中など気がたっている時期に近づくといかくされることがあります。

イタチを見かけても不用意に近づかないようにしてください。

参考:国土交通省中部地方整備局 中部地方整備局天竜川上流河川事務所|キツネ~ニホンジカ(最終閲覧日:2025年12月3日)

ここまでイタチの生態を簡単に解説しました。

昨今では住宅街でもイタチ被害が見られるため、警戒が必要です。
ではなぜ住宅街にイタチがあらわれるようになったのか?次の章で解説します。

野生のイタチが住宅地にあらわれるようになった理由

野生のイタチ被害は西日本に多い

野生のイタチが都会にあらわれるようになったのは、都市開発のせいといわれています。

昨今では都市開発が進み、自然のなかで暮らすニホンイタチの生息地が減ってきました。
しかしシベリアイタチは都会でも生活できるため、繁華街や住宅街などの人の多い場所でもイタチを見かける機会が増えたというわけです。

例えば大阪市内の幼稚園では、ノミが大量発生し休園する騒ぎがありました。
原因は「天井裏のイタチの死骸が原因では?」といわれています。

参考:産経新聞|朝の幼稚園は大混乱 忍び込んだイタチが原因で、園舎にノミが大量発生 専門業者が駆除(2025/7/22 08:00)(最終閲覧日:2025年12月3日)

他にも繁華街でゴミを荒らしたり、民家に住み着き悪臭や騒音で住民に不安を与えたりなどの被害が起きています。

野生のイタチが原因で起きる被害を、次の章で解説します。

野生のイタチが引き起こす被害の例

:野生のイタチは夜間に騒ぐため騒音被害がある

イタチが一般住宅に住み着くと、健康、建物や近隣に被害を与えます。

  • 騒音被害
  • 建物・家財に与える被害
  • 健康被害
  • 地域への被害

イタチ被害は早めの対処が鉄則です。
被害が重いと補修費や清掃費も余計にかかりますが、被害が軽いうちに対処できれば費用も安くなります。

もし上記の被害に心当たりがある方は、一度害獣駆除業者による詳しい調査をおすすめします。
以下、それぞれの被害例を掘り下げて説明します。

騒音被害

まずひとつ目の被害例として、建物にイタチが住み着くと、鳴き声や足音の騒音被害に悩まされます。

イタチは夜行性で、おもに夕方から夜間にかけて活発に行動します。

また春と夏はそれぞれ交尾と子育ての時期で、うるさくなる時期です。
走り回る音と「ケケケケ」や「キキキキ」のような繰り返す声、赤ちゃんイタチの発する「クークー」や「ピーピー」のような甲高い声に悩まされます……。

そのためイタチが住み着くと夜間の騒音に注意です。

建物・家財に与える被害

イタチが住み着くと建物や家財を壊す被害を出します。

断熱材を剥がす

イタチは巣の材料にするために、断熱材を剥がすことがあります。
被害がひどいと断熱材の張り替えはもちろん、フンや食べ残しにまみれた断熱材の処分も必要です。

天井板や壁紙にシミがつく

イタチのフン尿が原因で、天井板や壁紙(クロス)にシミがつくことがあります。
広範囲だとイタチの駆除費用だけでなく、リフォーム費用も必要です。

害虫被害

ハエやゴキブリなどの害虫がイタチのフンに発生します。
またフンにカビが生えると、カビを食べるダニも発生するため害虫駆除や消毒殺菌も必要です。

車を故障させる

イタチが車のエンジンルームに侵入し、配線をかじったり、住み着いたりします。
そのまま車を動かせば、故障や事故につながります。

イタチは雨風をしのげる安全な場所を探しているため、民家の屋根裏や置きっぱなしの車はよい住処になります。
イタチがいなくなっても上記の被害は残るため、早期発見・早期対応が重要です。

健康被害

イタチ被害を放置すると、感染症や皮膚炎などの病気になるおそれがあります。

食中毒

イタチのフン尿には、食中毒の原因となるサルモネラ菌が含まれていることがあります。
誤飲すると腹痛や下痢などの、食中毒の症状がでるおそれがあります。

皮膚炎

イタチの体にはノミやマダニの寄生虫が寄生していることがあります。
寄生虫は普段イタチの体にいますが、宿主のイタチが死ぬと体を離れて周囲の人間や動物を吸血します。
もしノミやマダニに吸血されると、強烈なかゆみが数日間続きます。

アレルギー症状

ダニやノミの死骸、フンを吸い込むと咳や鼻水などのアレルギー症状がでることがあります。

参考:東京都保健医療局|食品衛生の窓(最終閲覧日:2025年12月4日)
参考:兵庫県西宮市|ダニの種類と駆除の方法(最終閲覧日:2025年12月4日)

イタチが家屋に住み着いていても、イタチと接触することはまずないでしょう。
しかしノミやダニの被害などは、イタチと接触していなくても起きる可能性があるため要注意です。

近隣への被害

住み着いたイタチはご自宅をねぐらにして、周囲を荒らす可能性があります。

  • ゴミ捨て場のゴミを荒らす
  • 屋外で飼育されている鳥や魚などの動物を襲う
  • 他の野生動物を襲う

ご近所でこのような被害が出たら要注意です。
もしかしたらご自宅に住み着いているイタチが原因かもしれません。

危険なイタチは早めの対応が必要ですが、じつはイタチの駆除は保護の話がからみ複雑です。
次の章でその理由や対処法を解説します。

野生のイタチは絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されている

野生のイタチは地域によって絶滅危惧種かどうかの指定が異なる

この章では、野生のイタチを取り巻く保護の話を解説します。

ややこしい話のため先にこの章の概要をお伝えすると「野生のイタチは地域によって絶滅危惧種などに指定されている。捕獲する際には自治体の許可が必要である」ということです。

では解説します。

絶滅のおそれがある生き物をまとめた環境省レッドリスト2020には「近い将来に絶滅の危険性が高い動物(絶滅危惧IB類:EN)」として、シベリアイタチが登録されています。

日本にいるシベリアイタチの多くは外来種ですが、長崎県対馬市にいるシベリアイタチは在来種であり、個体数の減少が確認されたためです。

またニホンイタチは環境省のレッドリストでは絶滅危惧種ではありませんが、都道府県が独自に制定しているレッドリストを見ると各地域で対応が異なります。

例えば鳥取県だと、ニホンイタチは準絶滅危惧(NT)に指定されています。
反対にネズミ駆除の目的でニホンイタチが導入された伊豆大島(東京都)では、二ホンイタチは外来種として扱われ対策が検討されています。

さらに狩猟の話に目を向けると「対馬市にいるシベリアイタチは狩猟禁止だが、他の地域のシベリアイタチは狩猟OK」「全国的に二ホンイタチのオスは狩猟鳥獣だが、二ホンイタチのメスは狩猟禁止」とさらに複雑になります。

かなりややこしかったですね……。
ひとまず「住んでいる地域によっては、イタチは絶滅危惧種にあたる可能性がある」と、考えてください。

参考:環境省|環境省レッドリスト 2020 補遺資料(最終閲覧日:2025年12月3日)
参考:鳥取県|レッドデータブックとっとり第3版 2022(最終閲覧日:2025年12月3日)
参考:東京都|外来種対策リスト・外来種対策行動の手引き(最終閲覧日:2025年12月3日)

駆除するには自治体の許可が必要

野生のイタチを法律的に正しく捕獲するには、自治体の許可が必要です。

イタチを法律に従い捕まえるには「狩猟免許が必要な狩猟」か「自治体の許可をえて捕まえる捕獲」のどちらかになります。

狩猟は狩猟時期が決まっているため、イタチをすぐに捕まえたいなら許可捕獲制度になります。
また狩猟は法律で定められた、46種類の狩猟鳥獣しか捕獲できません。
しかし許可捕獲は文字通り自治体が鳥獣捕獲について許可すれば、狩猟鳥獣以外の鳥獣でも捕獲ができるようになります。

許可捕獲の流れは次のとおりです。

STEP
市役所など役場に申請を申し出る
STEP
申請書に申請理由や捕獲後のイタチの始末方法などを記入する
STEP
申請書が審査にとおれば、許可書がもらえる
STEP
申請書に書いた方法でイタチを捕まえる
STEP
捕獲後にイタチを処分する

ただし前述したとおり、イタチを取り巻く環境は複雑です。
許可捕獲の申請が降りるかどうか、また捕まえたあとのイタチをどうするか、は各自治体の判断によります。

参考:環境省|捕獲許可制度の概要(最終閲覧日:2025年12月3日)

ここまでイタチを取り巻く法律や法律に従いイタチを捕まえる方法を解説しました。
しかしここまで見て「法律や手続きを見るだけでも大変そうだ……」という方が多いですよね。

そのためイタチを駆除したいなら捕獲よりも、イタチの追い出しがおすすめです。
次の章ではより手軽にできるイタチの追い出しについて解説します。

野生のイタチを駆除する方法

野生のイタチを駆除する方法

イタチの駆除はイタチを捕まえる「捕獲」とイタチを傷つけずに追い出す「追い出し」があります。
追い出しなら自治体の手続きがいらず、また捕まえたあとの始末もいらないためおすすめです。

  • イタチの嫌う匂いで追い払う
  • イタチの侵入経路を塞ぐ
  • 家屋の清掃をする

じつはプロの業者でも、捕獲と追い出しだと、追い出しを選ぶことのほうが多いです。

罠を使って捕獲する場合は許可申請を出して、イタチが罠にかかるまで何日も待たなくてはなりませんが、追い出しはすぐに実行でき、即効性が高いためです。

では手順を解説します。

イタチの嫌う匂いで追い払う

イタチは強い匂いを嫌うため、嫌な匂いで追い払います。

イタチの嫌う匂いは次のとおりです。

  • 木酢液
  • ハッカ油
  • クレゾール石鹸、漂白剤
  • イタチ用の忌避剤

いらない布や丸めた紙に上記の匂いを染み込ませて、イタチがいそうな場所に散布します。

また昨今ではイタチ用の忌避剤も多く販売されています。
固形のジェル剤や小袋入りのものなど、設置がしやすいためおすすめです。

イタチの侵入経路を塞ぐ

イタチが侵入したと思われる場所を塞ぎます。

塞ぐ前はイタチがいないと確認するために、大きな音を立てたり、目視で確認したりします。
イタチがいないと確認できたら、作業開始です。

イタチはわずかな隙間からも侵入できます。
弊社アズサポートでイタチの追い出し作業にあたっているスタッフによると「ゴルフボール大の隙間(3cmほど)があれば侵入できる」とのことです。

次のような場所にゴルフボール大の隙間がないか探し、塞いでください。

  • 屋根裏、床下換気口
  • 屋根と壁の隙間
  • 増築した建物の間
  • ケーブルやダクトを引き込むための外壁の穴

パテや金網などを使い、このような隙間を塞ぎます。
またイタチは木登りがうまく屋根の上からも侵入するため、高所も忘れずに確認してください。

家屋の清掃をする

イタチを追い払い終わったら、建物の清掃をします。

イタチは獲物を持ち帰り、建物内でフン尿をするため、イタチが住み着いていた場所はひどく汚れていることがあるためです。
放置すると害虫やカビの発生につながるため、忘れずに清掃します。

清掃の際には濃度70%エタノール、濃度0.02%~0.05%の次亜塩素酸ナトリウムがあれば安心です。

エタノールは濃度が高すぎても低すぎても除菌効果が落ちるため、70%がちょうどよい濃度です。
大抵の菌はエタノールで殺菌できますが、取り切れなかった菌に対しては次亜塩素酸ナトリウムを使用します。

フンを取り除いたら、エタノールや次亜塩素酸ナトリウムで清掃をしてください。

参考:環境省|人と動物の共通感染症に関するガイドライン(最終閲覧日:2025年12月3日)
参考:日本食品洗浄剤衛生協会|エタノールの除菌効果(最終閲覧日:2025年12月3日)

ここまでイタチの追い出しについて解説しました。

関連記事の「イタチの駆除方法とは?自分で行う方法や予防策、注意点を徹底解説」ではより詳しくイタチの追い出しについて解説しているため、こちらもご確認ください。

イタチの追い出しは手続きなしで誰でもすぐにできます。
しかし「屋根の上に登るなんて無理!」「イタチにフンなんて触りたくない」という方も、多いですよね。

もし大変そうだと感じたら、害獣駆除業者への相談がおすすめです。

野生のイタチを駆除するなら専門業者への依頼がおすすめ

野生のイタチに困ったらプロに相談するのもアリ

もしイタチの追い出しが大変そうだと思ったら、害獣駆除業者に相談してください。

害獣駆除業者に相談すると、イタチの対応はもちろん次のことをおこないます。

  • イタチに汚された建物の清掃
  • 建物の消毒や害虫駆除
  • 断熱材やシミのついた天井板や壁紙などの交換
  • イタチの侵入口を塞ぐ工事
  • イタチ被害が再発しないように定期的に見回るアフターケア

個人でこれだけのことをやるのは、かなり難しいですよね。
プロの害獣駆除業者に頼めば、すべて任せられるため検討してください。

しかし「初めてのことでどこに頼めばよいかわからない」という方は、アズサポートにご連絡ください。

害獣駆除はお任せください

野生のイタチに悩んだらアズサポートに連絡!

イタチの駆除をお考えなら、アズサポートにご相談ください。

アズサポートは、害獣駆除、害虫駆除や建物のお手入れをおこなっている会社です。

ご依頼いただければ、まずは無料の現地調査・見積りをおこないます。

※離島については別途お客様とのご相談をさせていただく場合がございます。

もしイタチがいた場合は煙霧式の忌避剤でイタチを追い出すため、イタチ被害に迅速に対応します。
またイタチを追い出したあとは、イタチが原因で発生した害虫駆除や建物の清掃もバッチリです。

「もしかしてイタチがいるかも?」「イタチ被害が出ていないか不安……」という方は、一度アズサポートに不安な気持ちをお聞かせください。

現地調査・お見積もり無料まずはご相談ください!

イタチの駆除に関するQ&A

野生のイタチやイタチの駆除に関する3つの質問

ここまでイタチの駆除や野生のイタチの生態を解説してきました。
最後にここまでで説明しきれなかった、野生のイタチに関するよくある質問を解説します。

イタチと似た動物はいる?

イタチと誤認されやすい動物は、ネズミ、テンやハクビシンがいます。

クマネズミ

被害の多い動物です。
姿は似ていませんが、天井裏を走り回る足音や小さなフンの被害はイタチと似ています。

テン

テンはイタチ科の動物のため、イタチとよく似た姿をしています。
またニワトリを襲ったり、民家の屋根裏に住み着いたりと、イタチと似た被害を出します。

ハクビシン

ハクビシンは体長は約60cmとイタチよりも大きな動物ですが、イタチ同様民家の屋根裏や床下に住み着きます。
細長い姿や屋根の上を歩く姿は、遠目から見るとイタチのように見えます。

他にも屋根裏に住み着くアライグマやコウモリなども、姿を見ないとイタチと誤認する可能性があります。
こちらの関連記事「害獣とは?種類と生態、被害への対策を紹介」では、身近な害獣を解説しているため気になる方は、こちらもご確認ください。

イタチを予防するには?

エサをなくし、隠れ場所を減らすとイタチ予防になります。

イタチが住み着く原因は、周囲にエサがあり、安全な場所だからです。
イタチのエサを減らして、ねぐらまでの移動経路を絶てばイタチ予防につながります。

草刈り・庭木の剪定をする

長い草、やぶ(藪)があると、イタチは身を隠しながら建物に近づきます。
また庭木が屋根にかかっていると、庭木を使って建物に侵入します。
定期的に草刈りや剪定をしてください。

生ゴミの管理を徹底する

イタチのエサになる生ゴミは、フタつきのゴミ箱で保管してください。
また生ゴミの日・収集時間を守り、ゴミを出しっぱなしにしないようにします。
他にもペットのエサの食べ残し、放置した農作物などイタチに食べられそうなものの管理を徹底してください。

定期的に見回る

イタチは人目に付きづらい場所に巣を作るため、人の出入りの多い騒がしい場所はまずねぐらにしません。
倉庫、空き家や置きっぱなしの車などにイタチが忍び込むことがあるため、定期的に見回ってください。

普段の生活を少し変えるだけでもイタチの予防につながります。
できるところから、少しだけ意識してみてください。

イタチは臭いと聞いたけど本当?

イタチの仲間は、外敵に追いつめられると肛門線から臭い匂いを噴射します。
匂いに敵が驚いているうちに逃げ出す、俗にいう「イタチの最後っ屁」です。

この最後っ屁はイタチの他にもテン、オコジョ、カワウソやアナグマもおこないます。

そのため屋根裏など狭い場所でイタチを追い詰めると、この臭い液体を噴射されるかもしれません……。

まとめ

野生のイタチやイタチが住み着いた場合の対処法を解説してきました。
最後にこの記事のおさらいを見て、終わります。

  • 日本にいるイタチは、ニホンイタチとシベリアイタチ
  • ニホンイタチは自然の多い場所に多く、シベリアイタチは住宅街でも見かける
  • イタチにまつわる法律は複雑。捕獲する際には行政への手続きが必要
  • イタチを傷つけず追い出すだけなら手続き不要なので、試してみよう

イタチの追い出しは自分でおこなえる他、害獣駆除業者に相談できます。
作業に不安を覚えたら、害獣駆除業者への相談をおすすめします。

執筆・監修者

藤澤 隆太郎
アズサポート株式会社 害獣・害虫事業部 取締役部長
藤澤 隆太郎

害虫駆除、害獣駆除、鳥害対策の現場に立ち続けて10年超のプロフェッショナル。 保有資格は、しろあり防除施工士、防除業作業監督者、職長・安全衛生責任者教育と、シロアリ駆除やねずみ・ハクビシン・アライグマなど害獣駆除関連の資格を保有。駆除して終わりではなく、大切な「家」を守るために手厚いアフターフォローで末永くお客様とお付き合いできる関係を築いている。

現地調査・お見積もり無料まずはご相談ください!

カテゴリ別でコラムを読む

24時間無料受付中まずはご相談ください!