ネズミの糞(フン)の見分け方は?リスクや対策、予防法を紹介
- 投稿日
- 2026.01.09

「台所を掃除してたら黒い米粒みたいなものが……これってネズミのフン?!」
「ネズミのフンは部屋にあるだけで病気になると聞いたけど本当?」
ネズミのフンの特徴は次のとおりです。
- ネズミのフンは、5mm~20mm程度
- 棚の上などの高所はクマネズミ、床下など低所はドブネズミのフンの可能性が高い
- ネズミのフン尿に汚染された食べ物、ホコリを体内に摂取すると病気になるおそれがある
台所や寝室でネズミのフンを見つけたら、ショックですよね……。
しかしネズミのフンを見つけたら、ネズミ駆除のチャンスでもあります。
フンからネズミの種類、隠れ場所や侵入経路が予測できるため、効果的に駆除作業がおこなえるためです。
不安な気持ちを取り除くためにも、この記事でネズミのフンに関する正しい知識を解説します。
この記事を読めばネズミのフンの見分け方やネズミ駆除の方法まで、ネズミに関する正しい知識が手に入ります。
正しい知識が身につけば不安な気持ちも和らぎますので、ぜひこの記事を参考にしてください。
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目次
ネズミのフンの基本知識

上記はネズミのフンの写真です。
まずはネズミのフンの基礎知識を簡単に紹介します。
- ネズミのフンは5mm~20mm程度
- 一般家庭でネズミのフンを見つけたら、クマネズミの可能性が高い
- ネズミのフンはネズミの通り道や巣が近い証拠、場所を覚えておくと駆除に役立つ
ネズミは通り道やよく立ち寄る場所にフンを落とすため、フンの場所を覚えておくと駆除や予防の際に役立ちます。
そこでまずはネズミのフンの特徴を見ていきましょう。
ネズミのフンには触らない
動物のフンには、寄生虫や病原菌が含まれていることがあります。
ネズミのフンにも病原菌が含まれている可能性があるため、調査の際にはマスク・手袋を着用してください。
調査後にフンを掃除する際は、ほうきで取り除きエタノールで消毒してください。
ネズミの種類別のフンの特徴
ネズミは種類によってフンの特徴が異なるため、まずはそれぞれのフンの特徴を解説します。
- クマネズミ
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一般家庭での被害がもっとも多いネズミです。
高所移動が得意なため、天井裏や棚の上など高い場所によくフンが落ちています。
フンの大きさ:約5~10mm
フンの特徴:歩きながらするため、散らかっている - ドブネズミ
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湿気を好むネズミで、高所移動は苦手です。
そのため飲食店の厨房や民家の床下など、湿気の多い低階層によくフンが落ちています。
フンの大きさ:約10~20mm
フンの特徴:太く、同じ場所にまとまっている - ハツカネズミ
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自然の多い地域を好むため、田畑の多い場所でよく出現します。
野外に近い倉庫などでよくフンが見つかります。
フンの大きさ:約4~6mm
フンの特徴:米粒ぐらいの大きさで、両端がとがっている
この記事を読んでいる方は、一般家庭のネズミのフン害に困っている方が多いと思います。
そのため民家でネズミのフンを見つけたのなら、クマネズミのフンの可能性が高いです。
フンを見つけた場所の近くにネズミ被害や巣がないか、探してみてください。
ただ民家にはネズミ以外の害獣・害虫も侵入するため、なかにはネズミとよく似たフンや被害を出す動物もいます。
上記のフンの特徴とあわない場合は、次の項目を読んでください。
ネズミ以外のフンと見分ける方法

※写真はコウモリのフンです。
民家にはネズミ以外の害獣・害虫も侵入し、家の中にフンをします。
ネズミと似た被害・フンをする動物をいくつか紹介します。
- ゴキブリ
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食べ物の多い台所や湿気の多い脱衣所によく出現します。
ネズミのフンとの違い:ゴキブリのフンは1mmほど、ネズミのフンが米粒ならゴキブリのフンは砂粒に似ている
- アブラコウモリ
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屋根裏に住み着きキーキーと甲高い声で鳴きます。
またアブラコウモリは昆虫しか食べないため、フンには昆虫の足や羽がよく含まれています。
ネズミのフンとの違い:コウモリのフンは大きくても10mmほど、水分が少ないため触れると崩れる - イタチ
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屋根裏に住み着き、人間の食べ物やゴミ捨て場を荒らします。
またイタチはエサの小動物を捕らえると、巣に持ち帰る習性があります。
そのためフンに小動物の毛が混じり、周囲に骨や羽が散らばることがあります。
ネズミのフンとの違い:イタチのフンは5mm~10mmほど、ネズミよりやや大きめ。また水分が多くかなり強烈な臭いがする - アライグマ
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屋根裏に住み着きゴミ捨て場や畑を荒らします。
またフンには植物の種や昆虫のかけらが混じっています。
ネズミのフンとの違い:アライグマのフンは20mm~50mmほど、ネズミと比べるとかなり大きい
イタチやアライグマは、ネズミと比べると体の大きな動物ですが「屋根裏がうるさいためネズミだと思って駆除を依頼したら、イタチやアライグマだった」というケースがよくあります。
ただフンだけで動物を特定するのはかなり難しいため、フンを見つけた場所や周囲の被害も参考にしてください。
ネズミのフンを特定する方法を解説しました。
またネズミかどうかわからないときは、害獣駆除業者に相談すると調査が依頼できます。
問題を放置するとフンの被害も広がるため、プロに頼むか自力で駆除するかで早めに対処してください。
またネズミのフンは家屋を汚すだけでなく、病気になるおそれがあります。
次の章でフンの危険性を解説します。
ネズミのフンが媒介する病気

ネズミをはじめとした野生動物のフンには病原菌や寄生虫が含まれることがあり、病気になるおそれがあります。
- 食中毒(サルモネラ菌)
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ネズミのフンを誤って食べる、フンに汚染された調理器具を使うなどで感染します。
戦前の1936年には、ネズミのフンが混入した大福を食べたことで2,000人以上が不調を訴える集団食中毒事件が発生しました。 - クリプトスポリジウム症(クリプトスポリジウム原虫)
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多くのほ乳類の体内に寄生している、寄生虫の1種が原因でおきる病気です。
潜伏期間は4~10日程度、発症すると嘔吐、腹痛や下痢などの症状があらわれます。 - 腎症候性出血熱(ハンタウィルス)
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ネズミなどのげっ歯類が持っているウィルスが原因で起きる病気です。
ネズミのフン尿を摂取したり、フン尿に汚染されたホコリを吸い込んだりすると発症します。
発症すると結膜の出血、発熱や尿に問題が生じる腎臓の障害がおこります。
参考:東京都保険医療局|Ⅲ 被害の実態(最終閲覧日:2026年1月6日)
参考:厚生労働省|クリプトスポリジウム症(最終閲覧日:2026年1月6日)
参考:厚生労働省検疫所|ハンタウイルス感染症(腎症候性出血熱、ハンタウイルス肺症候群)(Hantavirus Infection)(最終閲覧日:2026年1月6日)
うまくネズミを追い出せたとしても、掃除しない限りネズミのフンは残っています。
ネズミ駆除とあわせて家屋の清掃が必要です。
もしネズミのフンを見つけたら、ほうきなどでフンを取り除き、エタノールで消毒してください。
ただしネズミを駆除しても侵入経路を塞がない限り、別のネズミが侵入するおそれがあります。
次の章で侵入経路や塞ぎ方を解説します。
ネズミの侵入経路を遮断する方法

ネズミが住み着いた理由は、そこが好立地住宅だからです。
エサが多い、冬でも温かい、物が多いなどの住みよい理由があれば、ネズミを駆除しても別のネズミが侵入するおそれがあります。
そこで、ネズミ被害にお困りなら駆除だけでなく侵入経路をふさいでください。
- 環境的防除:ネズミが住み着かない環境を作る
- 物理的防除:ネズミが入ってこないように、侵入口防止工事をおこなう
環境的・物理的といわれると難しそうに聞こえますが、やることは部屋の片付けと建物の補修です。
では具体的な作業を解説します。
環境的防除
掃除と整理整頓でネズミが嫌う環境を作り、ネズミが住み着かないようにします。
- 部屋を掃除する
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物が多く散らかっていると、ネズミが隠れて移動しやすくなります。
また散らかった部屋はフンやかじり跡のネズミ被害にも気付きづらくなるため、まずは物を片づけて掃除をしてください。 - 不用品を整理する
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ダンボール、新聞紙やタオルなどの布類は、ネズミの巣の材料になります。
不要な古紙は処分、布類はフタつきのストッカーに入れて保管します。 - ネズミの食べ物をしまう
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人間の食べ物は冷蔵庫やタッパーに入れて、しっかり保管します。
またペットフードや仏壇の花やお供え物なども、ネズミにとってはごちそうです。
ペットが食べ終わったら片付ける、お供え物は寝る前に片付けるようにしてください。 - 生ゴミは適切に保管する
-
生ゴミはフタつきのゴミ箱や三角コーナーで保管します。
また屋外のネズミ対策として、ゴミの収集日・時間は守りましょう。
庭や倉庫も上記と同様に整理整頓や掃除をおこないます。
環境が変わればネズミが住みづらくなり、ネズミ予防にもなります。
大掛かりなネズミ駆除は大変なため、まずはネズミ予防を兼ねた部屋の掃除からはじめてみてください。
物理的防除
ネズミが侵入に使った隙間を塞ぎます。
ネズミは1cm(親指が通るぐらい)の隙間があると通り抜けられるため、これを目安に隙間を探してください。
以下はネズミが侵入しやすい場所と塞ぎ方の例です。

床下・屋根裏換気口:金網やパンチングメタル(穴の空いた鉄板)で塞ぐ
エアコンダクトやケーブルの引き込み口:パテで塞ぐ、金たわしを詰める
屋根や壁にあいた隙間:シリコンコーキング、補修材で埋める
戸袋の穴:ベニア板で塞ぐ、金たわしを詰める
ざっくり物理的防除の内容をまとめると、ネズミが侵入しそうな隙間をなにかで塞げればOKです。
ただし、隙間を塞ぐときはガムテープやダンボールなどは使わないでください。
簡単に突破されるのはもちろん、ネズミの巣材に使われるおそれがあるためです。
また屋根に開いた隙間からもネズミは侵入するため、屋根の上から床下までしっかり確認してください。
ネズミの侵入防止策を解説しました。
いきなり屋根の上に登るのは大変なため、まずは掃除をしたり床下の隙間を塞いだりなどできそうなものから始めてください。
また昨今では手軽に試せる、ネズミ対策グッズも多数販売されています。
グッズにはそれぞれ使い方があるため、次の章で解説します。
家庭で買えるネズミ対策アイテム

ホームセンターやインターネット通販で、簡単に入手できるネズミ対策グッズを紹介します。
- 忌避剤
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ネズミが嫌がる匂いを使いネズミを追い払うものです。
ネズミに入ってほしくない場所に置くだけで、ネズミ除けが可能です
また倉庫の入口や玄関など、塞ぎづらい場所の侵入防止にも使えます。 - 粘着シート
-
粘着力のあるシートでネズミを駆除するものです。
ネズミは壁沿いを走るため、壁に沿ってシートを仕掛けると効果的です。 - かご罠
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かごの形をした罠でネズミを捕まえる捕獲器具です。
他のグッズと違い繰り返し使用ができるため、倉庫や飲食店での長期的なネズミ駆除を考えているなら経済的な対策グッズです。 - 毒エサ
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毒エサを食べさせてネズミを駆除するものです。
死骸の回収が必要ですが粘着シートかかご罠と合わせて使えば、毒エサで弱ったネズミがかかりやすくなり死骸の回収も楽になります。
ネズミ対策グッズは基本的にネズミのフンが落ちていた場所に仕掛けると、効果的です。
フンが落ちている場所=ネズミの通り道のため、ネズミが引っ掛かる確率が上がるためです。
ネズミのフンが1個だけ落ちてた場所より、何個かまとまって落ちている場所に仕掛けるのがおすすめです。
また忌避剤はネズミを避けるときに使うため、フンの場所に関係なく気になる場所に仕掛けてください。
関連記事「ネズミの駆除方法は?正しい対策を知ってネズミを退治しよう」では、より詳細にネズミ対策グッズの使い方を解説しています。
ご自分でのネズミ駆除をお考えなら、参考になる情報が多いためぜひ読んでください。
ネズミ対策グッズには、効果的な使い方や仕掛け場所がありました。
しかし反対にネズミ対策グッズの効果が落ちる、NGな行動もあります。
失敗しないように次の章で解説します。
ネズミ対策としてNGなこと

ネズミは警戒心が強いため、一度取り逃すと駆除が難しくなります。
そこでネズミ駆除に失敗しないように、ネズミ対策のNG行動を確認してください。
- エサとなるものを片付けない
-
エサが豊富にある状態では、ネズミは毒エサやかご罠に掛かりづらくなります。
また食品だけでなく、こぼれたペットフードや生ゴミもネズミのエサになります。
ネズミ対策グッズを使う前に簡単に清掃してください。 - グッズの定期点検しない
-
忌避剤や粘着シートには使用期間があり、定期交換が必要です。
また「粘着シートに昆虫などの別の物が掛かっていた」「かご罠のエサだけ盗られた」などのトラブルもよく発生します。
グッズにもよりますが、週に一度程度は点検してください。 - 駆除だけして清掃・侵入防止をしない
-
ネズミを駆除できても、フンはまだ残っています。
また環境がよいと別のネズミが侵入するおそれもあるため、駆除と合わせて清掃や侵入防止工事もおこなってください。 - 頻繁に罠を交換する
-
ネズミは警戒心が強く、初めて見るものにはなかなか近づきません。
ネズミが掛からないからと、毎日罠の場所を変えたり、何度も触ったりしているとネズミが警戒して罠を避けます。
一度仕掛けたら、1週間程度様子を見てください。
上記をまとめると「一度罠を仕掛けたら静かに見守る」「駆除が終わったら清掃と侵入防止をおこなう」です。
しかし「全部やるのはムリかも……」「じつは何度も自分で駆除しているが効果がない」という方も多いでしょう。
もしネズミ駆除でお悩みなら、プロの害獣駆除業者に相談してください。
ネズミ駆除を専門業者に依頼した方がいい理由

ネズミは警戒心が強く、一度駆除に失敗するとより罠にかかりづらくなります。
またネズミ駆除はやることが多いため「いろいろ試したが、失敗続き……」「作業に不安がある」という方は、一般家庭・商業施設関わらず一度プロにご相談ください。
ネズミは警戒心が強く「素手でかご罠に触っていたら、手の匂いが罠に移りバレた」「粘着シートに毛だけが残っており、それ以来変化がない」などの話をよく耳にします。
また「ネズミの侵入経路を遮断する方法」の章でも解説しましたが、ネズミは駆除だけでなく侵入経路を塞がなくてはなりません。
この作業が難しく、スタッフの間でも「小さい穴をしらみ潰しに探すため、ネズミの侵入口を塞ぐのが一番大変な作業」と話題になります……。
ネズミでお悩みなら、知識を持ったプロへの相談をおすすめします。
またもしもすぐに相談できる害獣駆除業者をお探しなら、アズサポートにご連絡ください。
アズサポートは、電話と専用ページで24時間365日相談を受け付けています。
アズサポートでは最初に無料の現地調査※をおこないます。
※離島については別途お客様とのご相談をさせていただく場合がございます。
「一度現場を見てもらいたい」「どのようなネズミがいるか調べてほしい」というご依頼もお気軽にご相談ください。
ネズミのフンを見つけたら、一般家庭から商業施設まで広く対応しているアズサポートにぜひご連絡ください。
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まとめ
ネズミのフンの見分け方やフンがどれだけ駆除に役立つか、を解説しました。
最後に記事のおさらいをして終わります。
- ネズミのフンはネズミの種類で、落ちている場所や大きさが変わる
- ネズミのフンの落ちている場所=ネズミがよく出現する場所のため、駆除の手掛かりになる
- ネズミは警戒心が強いため、駆除に失敗しないように気を付けよう
ちなみに害獣駆除業者に相談すると、ネズミのフンの調査からネズミ駆除・掃除まですべて依頼できます。
「ネズミのフンの掃除を任せたい」「駆除に不安がある」なら、一度プロに相談してください。
執筆・監修者

害虫駆除、害獣駆除、鳥害対策の現場に立ち続けて10年超のプロフェッショナル。 保有資格は、しろあり防除施工士、防除業作業監督者、職長・安全衛生責任者教育と、シロアリ駆除やねずみ・ハクビシン・アライグマなど害獣駆除関連の資格を保有。駆除して終わりではなく、大切な「家」を守るために手厚いアフターフォローで末永くお客様とお付き合いできる関係を築いている。
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